新作小説「アイドルな妹」

 今年の春、父親が再婚し、僕に妹ができた。

 性格は僕と反対で、明るく前向きで元気な女子高生だ。

そして、何よりも、アイドル顔負けの可愛さ!


 僕は25歳で、普通の会社員。

 新しく出来た妹の名は”夢芽(ゆめ)”。エレベーター式の私立高校に通う2年生だった。


 2人共、家を出る時間が同じだ。

 家を出ると、夢芽は僕の腕を組んでくる。

 「あ!コラっ、近所の人に見られたらどうするんだ」と言っても、腕を離さない。

 「いいの。コレで」とにやりと笑う。

 夢芽は甘えん坊さんで悪戯っ子だ。


これが神の悪戯なのか、2人共、下車駅が品川駅だ。

 横浜駅から品川駅までの東海道線の混雑ぶりは日本一である。

 身動きが全く出来ない。

なので、僕は夢芽を抱く感じで車内に入る。

これでも、一応、男だから・・・。

 車内に入ると、夢芽は僕の目をじっと見つめる。

それは誘っているようにも見えるが、それは考え過ぎであろう。

しかし、夢芽からほんのり甘い香りがする。

 不思議なもので、女子や女性は香水などつけなくても、ほんのり甘い香りがするのだ。

 男なんて生き物は汗臭いだけだ。


それにしても夢芽は可愛い・・・。

これだけ可愛かったら、アイドルになれるだろうに。

 目の前にいるアイドル・・・。

 時々、僕の胸を弾き返す弾力と柔らかさがあった。

 夢芽の乳房である。

 僕は、いたたまれない気持ちになる。

 品川駅の改札で「じゃぁね!お兄ちゃん!」と大きく手を振る。

 僕は小さく片手を上げる。


これは只事ではないなと感じた。

 仕事に集中できない・・・。

あの胸の弾力・・・そしてこの世のものとは思えない柔らかさ…。

 高2だから、性格は子供でもカラダは立派な大人だ。


その夜、僕がお風呂でお湯に浸かっていると、なんと!夢芽が真っ裸でバスルームに入ってきた!

 「ヲイヲイヲイ! 夢芽…ナニやってんだ? せめてタオルぐらい巻きなさい」と言う。

 「いいの、お兄ちゃんなんだから」との事・・・。 (・o・)

夢芽がバスに入ってきた。

 僕は後ろに向いた。

 「なんで後ろに向いちゃうの?」

 「だって、…刺激があり過ぎだろ…」

 「妹だよ」

 「妹でも駄目なんだ!」

 夢芽の裸体を見てしまった・・・。

 可愛いだけではなかった。

この世のものとは思えないほどの美乳と可愛い乳首。

そして、腰のくびれ。

そして、薄いアンダーヘア。

そして美脚。

 僕には刺激が強過ぎた。

 元カノと別れて3年も経つのだ。

 「夢芽、オレは出るぞ」と告げた。

 「えぇ~~~~! お兄ちゃんの背中、流してあげようと思ってたのにぃ~~」

 「夢芽が大人になったらな」

 「もう大人だもん!」


その夜、僕は寝付けなかった・・・。

 夢芽の裸体が目に焼き付いてしまったからだ。

 女性の裸体というものは、それだけで芸術だ。

ルネッサンス前から画家や彫刻家は男女の裸体を描き、作った。

 僕が1番好きな絵画は、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」だ。

 大きな貝の上に立つ全裸の女性。

 海中から現れた美しい女神の姿である。

とても美しい・・・。


 女性から見たら男性の裸体もまた魅力的なのだろう…。

ダビデ像が有名である。

 男と女は惹かれ合うもの。

お互いに無いものを持っている。


 季節は夏になり、僕も夢芽も夏休みだ。

 両親は箱根に旅行に行っている。

 夢芽がまた乳首が見えそうな部屋着を着てる。

 1度、クレームを告げたが全く効果無し。

 「お兄ちゃん、2人だけだね!」

そう言って後ろから抱きついてくる。

うわぁ~~ また胸の感触が・・・。

 理性が崩壊しそうなので「夢芽は料理作れんのか?」と話をそらした。

 「出来るよ!」

なんか味音痴な感じがするな…。

しかし夕食に作ってくれたカレーライスはとっても美味しかった!

 夢芽はなんだかんだ言って、良いお嫁さんになるはず。

きっと明るい家庭になるだろう・・・。

そんな事を考えていたら無性に寂しくなった・・・。


その日の夜、夢芽は

「お兄ちゃん、眠れないの、一緒に寝て」と枕を抱えたまま僕の部屋に入ってきた。

 「・・・・・・」

 僕は、なんて答えればいいのか分からなくなっていた。

 「ダメ?」

 「ふぅ…しょうがないなぁ~~ じゃ、おいで」と夢芽をベッドに入れた。

また僕は後ろを向いた。

 夢芽はツンツンと僕の背中をつついてくる。

 「お兄ちゃん、…胸の中に入れてよぉ~~」

 「じゃぁ、すぐに眠るんだよ」

 「ハーーーイ!」

 夢芽を胸の中に入れた。

トリートメントの香りがした。

もう僕の心臓はバクバクだ。

きっと夢芽にバレている。


こうやって甘えてくるのも、もう少ししたら無くなるんだろうなぁ~~って思いふと寂しくなった。

 夢芽を強く抱きしめた・・・。

そしたら夢芽が僕の唇にキスをしてきた。

 「私のファースト・キス!」

ホントにファーストかぁ~~と思いながら僕は眠りについた。

 朝、起きると、ベッドの中に夢芽がいなかった。

 僕は目をこすった。

その時、夢芽が部屋に入ってきた。

 「お兄ちゃん起きてたの? 私はトイレ」

そっか。

 僕は、これまでの日々が夢だったんじゃないかと、つい思った。

 「まだアラームが鳴るまで時間があるから、胸の中に入れて」

 「うん。 おいで」

 夢芽は、あっという間に眠りに入った。

そして僕は寝顔にキスをした・・・。

 


 
2018/02/18