ドラマ 『「冬のソナタ」 韓国KBSノーカット完全版 ソフトBOX VOL.2 [DVD] (2004)』を見て。

【第11話】


サンヒョクは仕事に復帰する。


ユジンはスキー場の仕事を同僚に任せる事に。


ユジンの元にサンヒョクが現れる。


サンヒョクの家でユジンはサンヒョクとサンヒョクの両親と食事をする。


サンヒョクは突然「結婚したらすぐにユジンと留学したいんだ」と言い出す。


ユジンは承諾する。


一方、ミニョンは休暇を取り川で釣りをしていた。


その時、現れた釣り人に「小さい子供が溺れて助けた事があるんだ。カン・ジュンサンという名の子供を」と。

 

サンヒョクはミニョンの母親(世界的に有名なピアニスト)にインタビューを。もちろん、その人がミニョンの母親だとは知らない。


サンヒョクはふとした事から、サンヒョクの父親とミニョンの母親の話を盗み聞きしてしまう。


サンヒョクの父親はミニョンの母親に「カン・ジュンサンはあなたの息子ですか?でも死んだんですよね?」と。


ミニョンの母親は「でも息子はいます」と答える。


サンヒョクは偶然、ミニョンを見かける。


ミニョンの母親がピアノ・リサイタル後に倒れたのだ。


ミニョンの母親は入院する。


ミニョンはかつてミニョンの母親が「7歳の時にあの川で溺れたでしょ」という言葉を思い出す。


しかし、母親の主治医は「君はアメリカで育ったんだ」と言う。

 

ミニョンはサンヒョクとユジンが抱擁しているのを見る。

 

ミニョンの母親が目覚める。


ミニョンは「母さん、聞きたいことがある」と。


「カン・ジュンサンって人知ってる?」と。


ミニョンの母親はとぼける。

 

サンヒョクは偶然、ユジンを見かける。


ユジンはタクシーに乗る。


サンヒョクはユジンがミニョンに会ってる事を知る。


ユジンはミニョンに貰ったネックレスを返す。


サンヒョクはユジンにネックレスのプレゼントをするが、その後、ミニョンの事で喧嘩する。


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【第12話】


サンヒョクとユジンは仲直りし、抱きしめ合う。


<ミニョンと部下がBarで飲んでる時、なぜかBGMがサザンの「いとしのエリー」のピアノver.

韓国でもヒットしたって事?>


サンヒョクとユジンの結婚式の日にちが決まる。


サンヒョクとユジンはユジンの父親の命日(いや誕生日)なので墓参りに。


そのユジンの父親の墓にミニョンの母親が墓参りに。


墓に向かい意味深な事を呟く。


サンヒョクとユジンは墓に向かい結婚報告をする。


その帰り道、ユジンは車中でミニョンの母親のピアノ・リサイタルのパンフレットを見つける。


そして、サンヒョクに「この人はミニョンの母親よ」と教える。

 

ミニョンは調べてカン・ジュンサンの家に行く。


出てきたのはミニョンの母親。


ミニョンは「ここはカン・ジュンサンの家だよ。なんで母さんがいるの?なんで母さんの写真がジュンサンの家にあるんだ!?カン・ジュンサンって誰なんだ?僕は誰なの?イ・ミニョンは誰?」と。


母親は「ごめんなさい…カン・ジュンサン…」と。


ミニョンは「僕がジュンサンなの?本当に僕がカン・ジュンサン?」と訊き家を飛び出して行く・・・。

 

ミニョンとユジンは偶然、湖畔で会う。


そこにサンヒョクが現れる。


サンヒョクがユジンを連れ帰る。

 

ミニョンは医者を訪ねる。


その医者は「君は事故死とされたが実は重症だった…2カ月後に目覚めた時には記憶を失っていた…君のお母さんの希望でイ・ミニョンとしての記憶を植えつけた…すまない…催眠療法は記憶の回復に用いるものだが、君の場合は違った…」と伝える。


実はサンヒョクもカン・ジュンサンの事を調べ、イ・ミニョンがカン・ジュンサンだという事を知っているが、もちろんユジンには話していない。


サンヒョクはミニョンに会いに行く。


サンヒョクは「カン・ジュンサン」と言う。


続けざま「君も分かっているんだろ?」と。


ミニョンは「誰かがジュンサンの記録を見に来たと聞いて、君だと思った」と告げる。


サンヒョクは「どういうことだ。なぜ自分を忘れていた?あの事故のせいで?…そうか…そうなのか」と。


ミニョンは「どうすればいい。僕にどうしてほしい?」と。


サンヒョクは「イ・ミニョンさん、あなたがジュンサンでも関係ない。ジュンサンだとしてもユジンは渡さない。消えてほしい。ユジンをこれ以上苦しめないでくれ」と。


ミニョンは「どうして?僕はカン・ジュンサンだ。ユジンさんがあれほど会いたがってたのに。なのになぜ?」と。


サンヒョクは「資格がないからだ!ミニョンにもジュンサンにも資格はない。ユジンはジュンサンを本当に好きだったけど、ジュンサンはユジンを利用した。僕を嫌いだから利用したって言っただろ!はっきりと」と。


ミニョンは「思い出せない…ジュンサンが?…思い出せない…何も思い出せない…僕が彼女を利用した?」と。


サンヒョクは跪いて「お願いします…これ以上ユジンを苦しめないで…10年で十分です…この10年間、ずっとユジンを苦しめてきたんだ…お願いします…ユジンを諦めてください…」と。


ミニョンは何も言わない。

 

チェリンの元にミニョンが現れる。


ミニョンは「聞きたいことがある」と。


ミニョンはチェリンを連れて、友人(高校の同級生)の元へ。


ミニョンは「同級生っていいな。皆さん放送部ですよね」と訊く。


同級生は「ええ」と。


ミニョンは「今ここにいる3人と、今日の主役のサンヒョクさんとユジンさん。もう一人いたそうですね?名前はカン・ジュンサンだ。そうですよね?彼とも親しかったんですか?…違うみたいですね…」と。


そこにサンヒョクが現れる。


ミニョンは「ああ、サンヒョクさん、ユジンさんは?」と訊く。


サンヒョクは「よく会いますね」と。


ミニョンは「ジュンサンって人とサンヒョクさんの仲は?殴り合いでもしたのかな?」と。


そして同級生達に「葬式には誰も出てないのに、なぜ死んだと分かるんです?」と。


サンヒョクは「やめてください」と。


ミニョンは「生きているとは誰も思わなかった?方法は色々ありますよ。記憶喪失になったとか名前を変えたとか。例えばイ・ミニョンにね。僕がカン・ジュンサンだと思ったことは?」と。


同級生が「まさか…ジュンサンなの?」と。


ミニョンは笑いながら「本当に彼が現れたら大騒ぎになりそうだ。でも残念ながら僕はイ・ミニョンです。お先に」と立ち上がる。


そこで偶然、ユジンに出会う。


ミニョンは「一緒に来て下さい」と。


ユジンは「放して下さい!何ですか?何があったんです?…友達が待っているので」と言うがミニョンが止める。


ユジンは「一体何ですか?ミニョンさんらしくない!」と。


ミニョンは「僕らしさって?イ・ミニョンらしさって?!」と。


ユジンは「ミニョンさん、…」と。


ミニョンは「僕は誰ですか?言って下さい。僕は誰?…ユジンさん…僕はジュンサンです…

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【第13話】


ミニョンはユジンに「あなたの忘れられないカン・ジュンサンだ」と告げる。


ユジンは「ミニョンさん、…やめてください。人をからかわないで」と。


そこにサンヒョクが現れる。


ミニョンは「ユジンさん…」と。


ユジンは「放して!そう言っても無駄です!」と怒る。


サンヒョクは「あなたがジュンサンだと?ユジンが好きなのはジュンサンだと?やっと気づいた?だから嘘を?」と。


ミニョンは「サンヒョクさん…」と。


サンヒョクは「引き留めたいのは分かるが、別人の名をかたるのは見苦しい。あんた正気か?」と。


ミニョンはサンヒョクを殴る。


ユジンが「何するんです」と。


ユジンはサンヒョクに「大丈夫?怪我はない?」と。


ユジンは「ミニョンさん、あなたを見損ないました。理由は分からないけれど、こんな真似するなんて!本当にガッカリです!」と。


ユジンはサンヒョクに「行こう」と言い、去ってゆく・・・。

 

ユジンが寝ようとするとミニョンから電話がかかってくる。


ユジンは「ミニョンさん、…」と。


ミニョンは「ユジンさん」と。


ユジンは「ええ」と。


ミニョンは「ユジンさん、…今出てこられますか?…話を聞いて下さい。強引な真似はしません…僕は今、あなたに会いたい…会うべきなんです」と。


ユジンは「まず私の話を聞いて下さい」と。


ミニョンは「何でも聞きます」と。


ユジンは「あなたがジュンサンとどう違うか。なぜ彼になれないかを話します…」と。


ミニョンは「ユジンさん、…」と。


ユジンは「ジュンサンは私を”ユジンさん”と呼びません…自分の気持ちを押し付けたりもしなかった…人と接する方法が分からず不器用だったけど、相手の傷口を広げる真似はしなかった…私に好きだとも言えない人でした…他にも挙げましょうか?あなたには余裕があるけど彼は肩をすくめてた…あなたは堂々と歩くけど、彼はどこか危なっかしくて不安そうだった…あなたはとても明るくよく笑うけど。彼は心から笑えない人でした…もっと聞きたいですか?ミニョンさんはジュンサンじゃない…別人です」と涙を流しながら伝える。


ミニョンも泣きながら「別人なんですか?」と。


ユジンは「それにもしもジュンサンが戻ったとしても私はサンヒョクの側を離れられません…私はサンヒョクを選びました。あなたも私を送り出したわ…もう私を解放して下さい…これが最後です…」と伝える。


ミニョンは「ユジンさん、…来て下さい、待ってます。何でも聞くから会って話して…待ってます…」と。


ユジンは電話を切るがミニョンの元へ行こうとするが、ユジンの母親が出て行こうとしたユジンを止めて、突然倒れてしまう。


サンヒョクが駆けつける。


ミニョンは当然、何も知らずユジンを待ち続けていたが去って行く・・・。

 

ミニョンがホテルに着くと、そこにはサンヒョクが居た。


2人はレストランへ。


サンヒョクは「ユジンのことかなり待ちました?…ユジンは会いに行く気でした、でも止めようとしたお義母さんが倒れた…ユジンは苦しんでいます。あなたが縋るほど彼女は周りとこじれる。ユジンが苦しむのを望んでるんですか?それがあなたの愛し方ですか?…愛してるのになぜ苦しめるんです…確かにユジンはジュンサンを想い続けてきた。だがジュンサンだった時のあなたは彼女を深く傷つけた…死んだから…あなたは知りません、彼女がどれだけ苦しんできたか、癒えかけたのにまた傷つける必要が?…散々傷つけたんだ!もう苦しめるべきじゃない…ジュンサンだという事実を隠して申し訳ないが、あなたには何の記憶もない。何も覚えてない限りジュンサンではない。僕にとってもユジンにとっても誰にとってもです…ユジンのためを思うならイ・ミニョンのままでいて下さい…お願いします」そう言って立ち去る・・・。

 

ミニョンの母親は「ごめんなさい…あなたの為に何をしたらいい?」と訊く。


ミニョンは「僕の記憶を返して。今僕の頭にある記憶を持っていって」と。


ミニョンの母親は「やめて…仕方なかったの…記憶を失ったままより他の記憶を植えつけるべきだと思った。苦渋の決断だったのよ」と。


ミニョンは「決断だって?僕以外の僕が決断できるというんだ!僕の記憶と過去なのに!失ったままにすべきだ、一体なぜ?」と迫る。


ミニョンの母親は「父親を与えたかったの…父親のいない子にしておけなかった。あなたと違ってジュンサンは不幸だった…父親なしに育った過去は本当に不幸だったの…だから、あの子は私を世界で一番憎んでた…それで記憶を失った時むしろ良かったと思ったわ…あなたの為に結婚して父親を与えたかった…母さんはあなたを…ジュンサンを愛してた…ジュンサンを失って死ぬほど苦痛だった…でもミニョンを授かってどれだけ慰められたか…あなたは私に笑ってくれた…励ましてくれたし愛してくれたわ…ジュンサンを失ってもミニョンを授かって幸せだった…本当に幸せだった…」と伝える。


ミニョンは涙が止まらなかった・・・。

 

<だからジュンサンは高校生の時、寡黙で自分勝手でやけくそで他人に対してクールだったんだね・・・ユジンと付き合うまでは…>

 

ミニョンはジュンサンの部屋で段ボールに入っていた、高校の校章と、カン・ジュンサンの名札と、ユジンからの手紙を見つけ、カセットテープも見つけた。


ミニョンはそのカセットテープを聴いてみる。


それは高校生の時にユジンに送ったジュンサンのユジンを想う言葉がつまった、ユジンへのクリスマス・プレゼントだった・・・。


ミニョンは号泣する・・・。

 

ユジンはある用事で通ってた高校へ行く。


その門の前にミニョンが立ってた・・・。


ミニョンは校内へ入って行く。


そこにユジンも到着し、校内へ入って行く。


ユジンは高校時代の担任へ会いに放送室へ行く。


ミニョンは少しずつ高校の時のユジンとのやり取りを思い出す・・・。


放送室にはユジンの妹が居た!


ユジンの妹は「あ!結婚式の招待状を渡しに?」と。


ユジンは頷く。


ミニョンは思い出のピアノ前に来る。


ユジンの前で弾いた曲を弾く。


ユジンもジュンサンと付き合っていた頃を想い出す。


ミニョンは学校を出て行く。


ユジンはその時、ピアノの前で泣いていた・・・。

 

ミニョンはアメリカへ行く事を決意する。


部下は「いつ戻るんだ?」と。


ミニョンは「すぐ戻る」と。

 

ミニョンはサンヒョクに電話して会う事に。


ミニョンは「カン・ジュンサンを諦めます…僕はイ・ミニョン…今のままで十分です…イ・ミニョンとしてユジンさんを愛しました…記憶もないジュンサンとして彼女を求めはしません…それに僕はとうに彼女を諦めた…彼女の幸せを願いながら生きていきます…今さら欲を出しても何も変わらない…これ以上あなた達を苦しめません…アメリカに行きます…」と告げる。


サンヒョクは「いつ戻ってくるんですか?」と訊く。


ミニョンは「戻りません…僕の記憶はすべてアメリカにある。二度と戻らないでしょう…これまで、あなたが苦しんだのは全部、僕のせいだ。彼女は誠実でした…彼女はジュンサンが戻ってもサンヒョクさんを選ぶと僕に言いました…彼女を幸せに…」と告げる。


サンヒョクは「ありがとう。幸せにします」と。


ミニョンは「では失礼します」と立ち上がる。


サンヒョクは「イ・ミニョンさん」と呼び掛け握手を求める。


ミニョンはそれに応じる。


サンヒョクは「ジュンサン…ありがとう…生きててくれて…本心だ」と。


ミニョンは頷く。


そしてミニョンは「ありがとう」と言って去って行く・・・。

 

ユジンはウェディングドレスを見に来る。


ミニョンはチェリンの元へ。


そこにはウェディングドレス姿のユジンが居た。


ミニョンは一礼する。


ミニョンは高校生の時みたいにユジンに靴(この時はヒールを)履かせる。


ミニョンは「似合ってる」と。


ユジンは「久しぶりです」と。


ミニョンは頷く。


そしてミニョンは「そうですね。久しぶりだ」と。


それから2人は距離を置いて椅子に座り話す。


ミニョンは「ユジンさん、ひとつ質問があります。答えてくれますか?答えにくければ言わなくてもいい。他意もありません」と。


ユジンは「どんなことでも答えます」と。


ミニョンは「僕を好きだと言ったり、愛してると言ったのはジュンサンに似てたから?」と。


ユジンは「いいえ、…あなたはあなたで、ジュンサンはジュンサンです…それぞれ2人とも好きでした」と。


ミニョンは涙目で「ありがとう」と言い去ってゆく・・・。


そして振り向き「結婚おめでとう」と言い去ってゆく・・・。


ユジンは涙目になる・・・。

 

サンヒョクはチェリンに会いに行く。


チェリンは「連絡くれるなんて珍しいわね。話でもあるの?」と訊く。


サンヒョクは「教えておきたくて」と。


チェリンは「教える?」と。


サンヒョクは「うん…イ・ミニョンさんがアメリカに行くって」と。


チェリンは「何て?」と。


サンヒョクは「もう戻らない…君には知らせるべきだと思った。だから連絡したんだ」と伝える。


チェリンは飛び出し、車を走らせる。


チェリンは車内でミニョンの会社に電話をし、


「イ・ミニョン理事は出社してない?分かりました」と。


チェリンはミニョンの同僚?(探偵?)に「カン・ジュンサンが死んだのは確か?」と訊く。


同僚?(探偵?)は「確かです」と。


チェリンは「イ・ミニョンは?」と。


同僚?(探偵?)は「アメリカで育った事になっています」と。


チェリンは「だったらこの2人が同一人物だという根拠は?」と。


同僚?(探偵?)は「母親が再婚し戸籍を整理しました。姓を変える為によく行われる事です。2人は同一人物です」と。


チェリンは自分のブティックに帰る。


チェリンはユジンが再び高校へ行った事を知り、サンヒョクに電話を。


チェリンは「ユジンが高校に行くの。時間がない」と。


サンヒョクは「高校に行くってどういう事?ユジンが知った?」と訊く。


チェリンは「あなたも知ってたの?ミニョンとジュンサンが同一人物だという事。なぜ言わなかったのよ!」と電話を切る。


チェリンは高校へ行って偶然、元の担任に会う。


チェリンは「先生!」と。


元担任教師は「お前、誰だ?」と。


チェリンは「2年3組のオ・チェリンですよ」と。


元担任教師は「ああ、フランス留学したオ・チェリン?」と。


チェリンは「ええ。ところでユジンに会いました?」と。


元担任教師は「チョン・ユジンか?いやまだ会ってないが」と。


チェリンは「そうですか。実は先生にお願いが」と言ったところにユジンが現れる。


元担任教師は「チョン・ユジンか?」と。


ユジンは「どうも、お元気ですか?」と。


元担任教師は「ああ、久しぶりだな」と。


ユジンはチェリンに「なぜここに?」と訊く。


チェリンは「用事で来たら先生に会いたくなったの。あなたもいると聞いて」と。


元担任教師はユジンに「サンヒョクと結婚するそうだな」と。


ユジンは「そのご挨拶と調べ物をしに来ました」と。


元担任教師は「まったく、こいつら。今まで姿も見せなかったのに。サンヒョクも来たぞ」と。


ユジンは「サンヒョクも?」と。


元担任教師は「そうさ、あいつは」と言いかけたところでチェリンが話題を変える。


元担任教師は「ユジン、俺は結婚式には必ず行く。今忙しいから話があるなら待ってろ」と。


ユジンは「いいえ、出直します」と。


元担任教師は「それじゃ気をつけてな」と。


ユジンは「はい」と。


元担任教師は「チョン・ユジン、結婚式は遅刻するなよ。遅刻の女王だ」と言い去って行く。


ユジンは「それでは」と一礼する。


チェリンはユジンを家まで車で送る。


そこにはサンヒョクの車が停まっていた。


ユジンが家に入ろうとしたところサンヒョクが出て来た。


サンヒョクが「ユジン!」と。


ユジンも「サンヒョク」と。


サンヒョクは「今、高校へ迎えに行こうと」と。


サンヒョクはユジンを連れて車を走らせる。


ユジンが「最近、高校へ行ったの?」と訊く。


サンヒョクは「招待状を渡しに寄った」と。


ユジンは「中学の同級生に会った時に?この前、チュンチョンに来た時、中学の同級生に会うからと急に私を降ろしたでしょ。カン・ミヒさんのパンフレットを見た後よ」と。


サンヒョクは「その時は友達と会っただけさ。数日前、ゲストの交渉で来た時に寄ったんだ」と。


ユジンは「なぜ言わなかったの」と訊くが


サンヒョクは「そうだっけ?言ったと思ってた。結婚準備で忙しくて。今日は先生に招待状を渡しに行ったんだね?」と。


ユジンは「うん」と。


サンヒョクはユジンを家まで送る。


ユジンは「ありがとう。気をつけてね」と。


サンヒョクは「うん、先に入って」と。


ユジンは頷く。


ユジンは何か気になり、タクシーを拾う。

 

ミニョンは母親に電話し「母さん、明日アメリカへ発つよ。心配しないで」と。


ミニョンはユジンに返されたネックレスを手に取る。

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【第14話】


ユジンはミニョンの部屋のドアの前まで来るが、チャイムを鳴らせず帰る。


ユジンはエレベーターの中で号泣していた・・・。

 

ユジンは会社で上司から「理事が置いていった手紙よ」と言う。


ユジンは上司に「なんで?」と訊く。


上司は「もちろん別れのプレゼントでしょ」と。


ユジンは「別れ?」と訊く。


上司は「知らないの?」と。


ユジンは「何を」と訊く。


上司は「理事ったら話してあると言ってたのに。理事はアメリカに帰るの。確か12時の飛行機よ、今から行けば間に合うわ。ユジン、行きたければ行きなさい。もう会えないかもよ」と告げる。


ユジンは「いいわ。私が行ってどうするの」と言い、理事が置いていった封筒を開けるとCDが入っていた。


そのCDの曲は高校時代、ジュンサンがユジンの前で弾いた曲。


”初恋”というタイトル。


CDの中には手紙が入っていた。


”ユジンさん…僕は今飛行機の中です…発つ前にどうしてもこれを渡したかったんです…ジュンサンのように録音はできなかったけど…お幸せに”という内容だった。


ユジンは上司に「先輩…知らないはずよ…誰にも言ってない…ジュンサンが私にテープをくれた事」と言い仕事部屋を出て走って行く。


ユジンはタクシーに乗り込む。


タクシーの運転手に「急いで下さい」と言う。


ユジンは空港に着く。


ミニョンはカフェでコーヒーを飲んでいた。


ユジンは走りまわり、ミニョンを捜す。


ミニョンは時計を見てカフェを出る。


ユジンはミニョンを見つける。


ユジンは「ジュンサン」と後ろから声を掛ける。


ミニョンは驚き振り返る。


ユジンは「ジュンサン」と繰り返し言う。


ユジンは涙を流しながらジュンサンに近寄って行く。


ユジンは「ジュンサンよね?そうよね?」と・・・。


ジュンサンも涙を流す・・・。


ユジンはジュンサンの腕の中へ・・・。


ユジンは「ジュンサン…ごめんね…気づいてあげられなくて本当にごめんね…」と言い、ジュンサンに抱きつく。

 

2人はどこかの部屋に居た。


ユジンは涙目で「こうして会えるなんて…信じられない…ジュンサン…ジュンサン…ジュンサン…」と・・・。


ジュンサンも涙目で「ユジンさん…何でも話して下さい…僕は何も覚えていないけど話は聞いてあげられる」と・・・。


ユジンは「ジュンサン…こんな風に名前を呼ぶのが夢でした…会いたくなると声に出して呼びたかった…でも返事がなかったら、あなたの死を認める事になりそうで呼べませんでした…どうしても死んだとは思いたくなかったの…死ぬはずないわ…会う約束をしたんだもの…あなたが約束を破るわけがない…」と言い涙を流す・・・。


ジュンサンも涙を流し「僕が約束を?」と。


ユジンは「覚えてないんですか?…私と会う約束をしてたのに」と。


ジュンサンは顔を振る。


ユジンは「他の事も思い出せませんか?…手袋も貸してあげたの…ピンクのミトン…12月31日に返してもらう約束だった…本当に何も思い出せませんか?…ひとつも?」と・・・。


ジュンサンは頷く。


ユジンは「私にピアノを弾いてくれた事も覚えてないのね…授業をサボって自転車に乗った事も、手も繋いだ事も…」と。


ジュンサンは「すみません…本当にすみません…」と。


ユジンは顔を振る。


ユジンは「ミニョンさんは悪くない…悪いのはジュンサン…あなたには記憶がないの…ジュンサンが悪いのよ…生きてたくせに…私を忘れるなんて…私は何ひとつ忘れず覚えてるのに…」と・・・。


ジュンサンはユジンを抱きしめる・・・。

 

サンヒョクはユジンが行方不明になりユジンを捜す。


その時、ジュンサンから電話が入る。


ジュンサンは「イ・ミニョンです」と。


サンヒョクは「ユジンと一緒なんですか?」と。


ジュンサンは「はい」と。


サンヒョクは「ユジンも知ったんですね」と。


ジュンサンは「僕はアメリカに行きます。眠っている彼女を起こしたくないので、明朝迎えに来て下さい。それまで待ってもらえますか?」と。


サンヒョクは「分かりました」と。


ジュンサンは電話を切る。


そして眠っているユジンを見つめる・・・。


ジュンサンはユジンの髪を撫でる・・・。


明朝、ジュンサンはアメリカに行く為、部屋を出る。


眠るユジンを見つめながら・・・。


ドアを閉めた音でユジンは目を覚ます。


メモが置いてあった。


”ユジン、僕はあなたをこう呼んでいたんですね…ユジン…ユジン…ユジン…でも僕は何も思い出せません…僕は君が会いたがっていたジュンサンとは別人です…思い出を失ってしまえば僕がジュンサンでも何の意味もありません…ごめんなさい…失った僕の過去に君がいてくれたことを感謝します…心から…心から…”と書いてあった。


ユジンは着替え、ジュンサンを追おうとするが、建物の下にはサンヒョクが車を停めて待っていた。


サンヒョクを突き放して追おうとするユジン。


サンヒョクはユジンを追うのを諦めた・・・。


ユジンはジュンサンを見つける。


そして「ジュンサン!」と叫ぶ。


ジュンサンが気付く。


道路を渡るユジン。


そこへトラックが・・・。


ジュンサンがユジンを助けようとする。


ジュンサンがトラックに衝突し病院へ。


医者はユジンに「意識が戻るまで何とも言えません」と告げる。


ユジンは医者に「命に別状はありませんよね?助かりますよね?」と訊くが、


医者は「何しろ頭を強く打っているので…」と。


ユジンは「だから何なんです?」と詰め寄る。


そこへサンヒョクが現れ「ユジン」と言うが、ユジンにはその声が耳に入らず、


医者に「この人は絶対に助かりますよね?」と。


医者は「意識の回復を待ちましょう」と言い去ってゆく・・・。


チェリン達も駆けつける。


ユジンはジュンサンが寝ているベッドの側の椅子に座っている。


サンヒョクは、離れた所に座っていた。


サンヒョクは立ち上がりユジンの肩に手を置く。


そして「大丈夫だよ」と優しく言う。


チェリンはユジンに「何があったの?一緒だったんでしょ、答えて!」と。


ユジンは「そうよ…私のせいだわ」と。


チェリンは「何ですって?ジュンサンの次はミニョンさんまで?すごい人ね!」と激昂する。


サンヒョクが「チェリン、やめろ」と言うが、


チェリンは「本当の事よ!」と言い返す。


チェリンはユジンに「嬉しいでしょ!これで記憶も戻るかもね!」と。


ユジンは「そうよ。ジュンサンは私を助けようとしてくれたのよ。私はジュンサンだとも気付かぬに傷つけてばかりだったのに、こうして彼を取り戻せて嬉しい…これで満足?もういいでしょ」と告げる。


チェリンは怒り病室から出て行く。

 

ユジンは病室の外の椅子に座っていた。


サンヒョクが近づいて行く。


サンヒョクは「ユジン、寒いだろ?」と訊く。


ユジンは「怖いの…怖くてたまらない…もしジュンサンが助からなかったら…彼が死んでしまったらどうすればいいの…私のせいよ…私の…」と言って泣きじゃくる。


サンヒョクは「誰もそうは思わない。チェリンが言った事は気にするな…朝から何も食べてないだろ?」と。


ユジンは「私のせいよ…」と。


サンヒョクは「いいから食べて。ユジン…」と。


ユジンは涙を流す・・・。


ユジンは「ごめんね…食欲ないの…」と。


サンヒョクは「君が看病するんだろ!食べて…無理にでも」と。


サンヒョクはそう言い、去って行く・・・。


サンヒョクは病院の外に出る。


ユジンは泣きながら食べていた…。


ユジンは病室に戻る・・・。


ユジンはジュンサンに「ジュンサン…さっきは怖がって泣いたりしてごめんなさい…これからはもう怖がったりしないわ…もっと強くなるからね…もう二度とあなたから離れない…」とジュンサンの手を握り


「こうやってあなたの手を握って離さないわよ…だからあなたも私の手を離さないで…必ず戻ってね…いい?」と泣きながらジュンサンに言う。


病室にジュンサンの母親も駆けつける。


ジュンサンの母親は「ミニョン!ミニョン!なぜミニョンがこんな事に?どういう事?」と叫ぶ。


ユジンが「申し訳ありません、私のせいです」と告げる。


病室の外でユジンがジュンサンの母親に「ジュンサンの」と言いかけるが、


ジュンサンの母親は「ジュンサン?そんなふうに呼ばないで」と。


ユジンは「すみません、…私は」と言いかけるが、


ジュンサンの母親は「あなたが息子にジュンサンの話を?似てると言ったの?」と訊く。


ユジンは「初めはジュンサンかと思って…」と言いかけると、


ジュンサンの母親は「どうして?名前も性格も違えば普通は別人だと思うでしょ。余計な事を教えたうえに事故にまで遭わせて」と。


ユジンは「すみません…でも」と言いかけるが、


ジュンサンの母親は「ありがとう、あなたはもういいわ。看病はこちらでします」と。


ジュンサンの母親はマネージャーに「付き添いの手配をお願い。日本での予定も短縮して」と告げる。


マネージャーは「はい」と。


ジュンサンの母親はユジンに「では」と。


ユジンは「私は帰りません!ジュンサン、いえミニョンさんと離れません。10年間好きだった人をやっと見つけたんです。もうジュンサンと呼んだりしませんから、どうか側にいさせて下さい。お願いします」と反論するが、


ジュンサンの母親は去って行く。


ユジンはジュンサンの側に座り続ける・・・。


そしてジュンサンの側で寝てしまう・・・。


そんな時、外は雪が降る。


ユジンは目を覚まし、雪を見る。

 

医者がジュンサンの元へやって来る。


そしてユジンはジュンサンの側に居続ける・・・。


ジュンサンのおでこに掛けていたタオルを冷たい水に濡らそうと病室を出たところでサンヒョクとばったり会う。


サンヒョクは「まだ意識は戻らない?」と訊く。


ユジンは「ええ…でも必ず戻る」と答える。


サンヒョクは「ユジン、実は僕、前から知っていたんだ、ミニョンさんがジュンサンだって…君の前から消えろと言った…記憶がないなら別人だとも…だから彼はここを去ろうとしたんだ…」と告げる。


ユジンは「そうだったの…そんな事が…」と。


サンヒョクは「僕が憎いだろ。怒らないのか?」と訊く。


ユジンは「いいのよ。そう言ったあなたの気持ちはよく分かる。謝りに来たの?済んだ事よ、気にしないで」と。


サンヒョクは「もしもジュンサンが目覚めなかったら」と言いかけたところに


ユジンは「そんな事ないわ。大丈夫よ、彼は絶対に目を覚ます。サンヒョクもそう信じて」と告げる。


サンヒョクは病院を出る。その時、携帯が鳴る。


サンヒョクは「もしもし」と。


サンヒョクはチェリンが酔ってるBarへ行く。


チェリンは「サンヒョク待ってたわ。お仲間さん」と。


サンヒョクは「何してるんだ」と訊く。


チェリンは「分かるでしょ」と言い、バーテンダーに「すみません、もう1本ください」と言い、


サンヒョクに「失恋した者同士飲みましょうよ」と告げる。


サンヒョクは「酔ってるな」と。


チェリンは「酔ってるわよ、あなたも酔いたいくせに。違う?私ね本当は昨日も今日も病院に行きたかったの。でもやめた。ううん行けなかったのよ。分かる?ミニョンさんの心に私の居場所はないの…今はもうユジンの場所になってる…何もできずに負けちゃった…この私が…オ・チェリンがよ」と泣き晴らす。


チェリンは続けて「笑っちゃうわ。なぜ私達がフラれるの…ユジンやジュンサンのせいで惨めな思いをするなんて…」と。


サンヒョクは「チェリン、やめろ」と。


チェリンは「サンヒョク、私と付き合う?それもいいじゃない。失恋の痛手を互いに慰め合う。どう?」と言う。


サンヒョクは「帰ろう。送るよ」と。


チェリンは「どうしてよ。私が嫌い?イヤなの?」と。


サンヒョクは「辛いだろうけど、やめろ」と。


チェリンは「私が嫌いなのね。ユジン以外は目に入らないって事?分かった…いいわ分かった」と言い放ち立ち上がる。


サンヒョクは「チェリン」と。


チェリンは「放して。なぜユジンばかりなの。なぜ私を嫌うのよ。あなたもミニョンさんもジュンサンも私を好きになってくれない…ジュンサンは私にとって初恋の人なの。知ってた?」と言いBarを出ようとする。


サンヒョクは「チェリン、待てよ!」と。


チェリンは道路を走る。


そしてサンヒョクに「やめて!死んでやるわ!放して」と泣き崩れる・・・。


そしてサンヒョクに「サンヒョク、…私辛いの…ミニョンさんの側で看病してあげたいのに…なぜ私の好きな人は私を好きじゃないの?必要としてほしいのに…なぜ好きな人の側にいられないの?どうしてよ」言い泣き続ける・・・。

 

ジュンサンの母親がまた看病に来る。


病院の廊下でバッタリ、ユジンと会う。


ジュンサンの母親は「疲れたでしょ?」と笑顔を見せる。


ユジンは「いいえ」と答える。


突然多くの看護師と医師が走って行く。


ジュンサンの母親は「ミニョン!!」と。


続けざま医師に「先生、何が?」と訊く。


ジュンサンの母親はジュンサンに「しっかりして!」と叫ぶ。


看護師はユジンに「外へ」と伝える。


ユジンは神に祈る・・・。


ジュンサンの母親が病室から出て来る。


ユジンは「どうです?」と訊く。


ジュンサンの母親は「まだ私が誰だかも分からない…でも峠は越えたわ…意識が戻ったの」と伝える。


ユジンはホッとする。


ジュンサンの母親は「今の状態が続くだろうから暫く様子を見ないと」と伝える。


ユジンは「私がいますから家で休んで下さい」と。


ジュンサンの母親は「お願いするわ。じゃあ宜しく」と言い去って行く・・・。


ユジンは病室に戻る。


ユジンはジュンサンの手を握り号泣する・・・。


そして、いつの間にかユジンは眠ってしまう。


その時、ジュンサンの指が動く。


そして、ユジンの顔に触れる。


ユジンは目を覚ます。


ユジンは「ミニョンさん…ミニョンさん、気がついたんですね。私が誰だか分かりますか?」と訊く。


ユジンは「お母様に電話を。先生も呼ばなきゃ」と立ち上がる。


その時、ジュンサンが「ユジン…」と。


ユジンは驚き振り返る。


ジュンサンは「ユジン」とまた言う。


ユジンは「ジュンサン?」と。


ジュンサンは高校時代、ユジンと付き合って、いろんな事をしたことを思い出す・・・。


ユジンはジュンサンの胸で号泣する・・・。


ジュンサンはユジンの顔を撫でる・・・。

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【第15話】


ユジンは「そうよ…そうだった…私達はバスの中で初めて会ったの…覚えてるのね」と。


ジュンサンは「その時の君は髪が長かった…そして僕をじっと見てた」と。


ユジンは「それから?他は思い出せない?」と。


ジュンサンは「ほんの少しだけサンヒョクは覚えてる、だけど他の友達は思い出せない…分からないな」と。


ユジンは「大丈夫よ、自分の事を思い出せたわ、それだけで十分だから心配しないで」と。


ジュンサンは「僕は本当にジュンサンだよね?君と過ごした記憶は全て本当だよね?」と訊く。


ユジンは頷く。


ジュンサンはユジンを抱きしめる・・・。


そしてジュンサンは「君を覚えててよかった…本当によかった…」と。


ユジンは「ありがとう…ありがとう、ジュンサン…」と・・・。

 

ジュンサンの記憶が戻った事をサンヒョクは知り病室へ走って行く。


しかし病室は空だった・・・。


サンヒョクは看護師さんに「イ・ミニョンさんは?」と訊く。


看護師さんは「今、検査室にいると思います。じき戻るかと」と答える。


サンヒョクは看護師さんに「記憶が戻ったのは確かですか?」と。


看護師さんは「ご存じで?おめでとうございます」と。


サンヒョクはホッとする。


ジュンサンは高校時代のユジンとの事をどんどん思い出してゆく・・・。


ユジンはジュンサンの背中を見る。


ユジンは「ジュンサン」と声を掛ける。


ジュンサンは振り向く。


ユジンは「ジュンサンって呼んでも振り返らなかったらって心配した…何を考えてた?」と訊く。


ジュンサンは「ちょっとね」と。


ユジンは「分かった。昔の事でしょ」と。


ジュンサンは「鮮明な記憶もあるのに思い出せない事も多い…膜がかかったようにぼんやりして夢だったのか現実の出来事だったのか分からない」と。


ユジンは「でも自分がジュンサンだと思い出せたわ。記憶は戻るわよ」と言ってジュンサンを抱きしめる・・・。


ジュンサンもユジンを抱きしめる・・・。


その光景をサンヒョクが見ていた・・・。


サンヒョクは帰る・・・。

 

ユジンが病院へ行こうと外に出た時、そこにはサンヒョクがいた。


2人はレストランへ。


サンヒョクはユジンに「ジュンサンの記憶が戻ったらしいね」と。


ユジンは「ええ…完全ではないけど、あなたの事も覚えてる」と伝える。


サンヒョクは「そうか、悪い記憶だろうけど…」と。


ユジンは「会ってみる?」と。


サンヒョクは「どうかな…また今度に」と。


ユジンは「分かった」と。


サンヒョクは「ユジン、僕は君に彼がジュンサンだと黙ってた事後悔しないよ。また同じ状況になっても言わないと思う。教えたくなかった…君に知らないままでいてほしかった…君を手放したくなかった…なぜなら僕にとっても君は初恋の人だから…」と。


ユジンは「サンヒョク…」と。


サンヒョクは「彼の元に行かせてあげる。ジュンサンを2度も失わせたくない」と。


ユジンは「私はきっと罰が当たるわ…あなたを傷つけたから罰が当たる…」と泣きだす。


サンヒョクは「そんな事言うな。僕なら大丈夫だ。何ともないのに君の涙を見ると辛くてイヤになる…泣かないで…面白いよな、ジュンサンは君との記憶を取り戻そうと努力して、僕は君との記憶を消そうと努力するなんて…耐えられるか分からないけど頑張ってみるよ。だから君も僕が夜電話して君を訪ねて助けを求めても受け入れるな…優しく笑ったりせず涙も見せるな…できるよね?協力できるね?…すまない…本当にごめん…君を泣かせるのはこれで最後だ…側にいると約束したのに守れなくてごめん」言い泣きながら立ち去る・・・。


ユジンは泣き続ける・・・。

 

サンヒョクは両親に「ユジンとは結婚できない」と伝える。

 

ユジンはジュンサンに「ショッピングセンターやジムのある所がいいわ」と。


ジュンサンは「ユジン、ずっとここに居て平気なのか?」と訊く。


ユジンは「サンヒョクに会ったの。大丈夫よ」と。


ジュンサンは「ごめん、ユジン…」と。


そこへジュンサンの母親が現れる。


ジュンサンの母親は「ジュンサン」と。


ジュンサンは「はい。母さん」と言う。


ジュンサンの母親はジュンサンを抱きしめる・・・。


ユジンは遠慮して病室を出て行く。

 

ジュンサンは母親に「僕の父さんは誰?父親を与えたかったんでしょ?僕は昔も父親が誰だか知らなかった?」と訊く。


ジュンサンの母親は「教えなかったわ」と。


ジュンサンは「どんな人だった?」と訊く。


ジュンサンの母親は「気になるの?父親の事を尋ねるなんてやっぱりジュンサンね…ミニョンじゃないのね」と。


ジュンサンは「こうやって聞いて母さんを傷つけてたんだね…ごめん、答えなくていいよ」と伝える。


ジュンサンの母親は「母さんが若い頃、本当に愛してた人がいたの…今までいっときも忘れた事がないと言ったら信じられる?…だけどその人は私を捨てた…私を忘れ去って、そして死んだの…その人が私を忘れて幸せに暮らしてる事が恨めしくて悲しかった…数十年が過ぎた今でも胸が痛いわ…あなたがいたから耐えられた…あなたの事だけを見て考えながら耐えてきたの…あなたの父親が誰かはもう私には重要じゃない…あなたは私の息子…あなたさえいればいい…」と告げる。

 

ジュンサンとユジンは手を繋ぎながら退院する。

 

ジュンサンは母親に電話し「母さん、いい家だよ。心配しないで必要な物は買うから。落ち着いたら寄って」と告げる。


そこにユジンがやって来る。


ユジンは「鍵が開いてた」と。


ジュンサンは「すぐ来られた?」と。


ユジンは「もちろんプレゼントよ」と言い花束を渡す。


ジュンサンは「ありがとう、君が最初の客だ」と。


ユジンは「そうなの?光栄だわ。いい部屋ね」と。


ジュンサンは「ミニョンだった時、家は必要ないと思ってた。今は家ができて嬉しい」と。


ユジンは「でも何もないからガランとしてる。一人暮らしでも色々必要よ。プロに任せて。私が揃えてあげる」と告げる。


ジュンサンは「このままでもいい。愛する人の心が一番いい家なんだろ?何もなくても大丈夫。心がある」と笑いながら告げる。

 

ユジンは「ジュンサン、手伝って」と。


ジュンサンは「ちょっと待って」と。


ユジンは絵画を見て「素敵ね、どこで買ったの?」と。


ジュンサンは「僕が描いた」と。


ユジンは「いつ?」と。


ジュンサンは「ちょっと待ってて」と。


ユジンは「担任の先生のあだ名は?」と。


ジュンサンは「ちょっと分からない」と。


ユジンは「ゴリラって呼ばれてた。ゴリラが私達に与えた罰があるの。どんな罰か覚えてる?1カ月間、何かをやったの」と。


ジュンサンは分からなそう。


ユジンは「ヒント。掃除」と。


ジュンサンは「トイレ掃除?」と。


ユジンは「違うわ。焼却場の掃除よ」と。


ジュンサンは笑って「悪い生徒だった?」と。


ユジンは「何て?あなたは少し悪かったけど私はすごく真面目な優等生だった。あなたのせいよ」と。


ジュンサンは笑って「そうは思えないけど。僕に嘘ついてるだろ。信じないよ」と。


ユジンは「悔しかったら思い出して。もうひとつ、初雪の日に会った日に私があなたに貸した物」と。


ジュンサンは「ミトン」と。


ユジンは「思い出した?」と。


ジュンサンは「いや、君が話してくれたから…ミトンを返してもらえなかったと。返してもらう日に僕が来なかったって」と。


ユジンは涙目で「そうだった…私が話したのね…そうだわ、その日には手袋を返す事以外にも私に話したい事があるって言ってたのに」と。


ジュンサンは「僕は何を話そうとしたのかな…覚えてなくてごめん」と。


ユジンは涙目で「いいのよ。私が全部覚えてるから。そのうち思い出すわよ」と。

 

ジュンサンとユジンは待ち合わせをして、


ジュンサンが「手伝って」と。


ユジンは「手伝うって何を?」と。


ジュンサンが「君の記憶を貸してくれる?」と。


ユジンは「ジュンサン」と。


ジュンサンは「チュンチョンに行って僕等が何をして何を話したか教えて。そしたら思い出せそう」と。


ユジンは「急にどうしたの。昨日の件で?」と。


ジュンサンは「そうじゃない。ただ全部思い出したくなったんだ。行こう!」と言い、ユジンの手を握り歩き始める。


バスで行く途中、高校生の時みたいに、ユジンは寝てジュンサンの肩に頭を乗せる。


ジュンサンはその頭をどける。


高校生の時みたいに・・・。


ユジンは目を覚まし、2人で笑い合う。


そして高校生の時のようにユジンが窓を開ける。


2人共笑顔になる。


ユジンは「私達はいつもこの席に座ったの」と。


ジュンサンは「ここに?」と。


ユジンは「私はここ。あなたはそこ」と。


2人はチュンチョンでバスから降りる。


ユジンは「あなたの背中に乗ってこの塀を越えたの。覚えてる?」と。


ジュンサンは「どうだろ」と。


ユジンは「台になって。やってみたら思い出せるかも」と。


ジュンサンは「ユジン」と。


ユジンは「早く。伏せて」と。


ジュンサンは道に伏せる。


ジュンサンは「こう?」と。


ユジンは「もっと低く」と。


ジュンサンは「こう?」と。


ユジンは「そう。昔も重かった?もう少し高く」と。


ジュンサンは高校生の時みたいにユジンに靴を履かせる。


思い出の湖畔にも行く。


思い出の自転車にも乗る。ユジンを後ろに乗せて。


そしてバレーボールのコートにも行く。


ジュンサンは「バレーボールも?」と訊く。


ユジンは「したわ」と。


ジュンサンは「ボールは?」と。


ユジンは「あるわ」と言い、ジュンサンを残して反対のコートへ行く。


エアー・バレーボールをする。


ジュンサンは「よし!思い出すまでやろう」と。


そして次は湖畔にあるテーブルの椅子に座る。


ジュンサンは”ここで何をしたのかな?”と呟く。


ジュンサンは「何をしたの?」と訊く。


ユジンは「当ててみて。何をしたと思う?」と。


ジュンサンは「ご飯を食べた?」と。


ユジンは「違う」と。


ジュンサンは「じゃぁ、…分からないな。何したの?」と。


ユジンは「2人でひとつずつ小さい雪だるまを作った」と。


ジュンサンは「ジュンサンとユジンってことか」と。


ユジンは「あなたは雪だるま同士をキスさせたのよ」と。


ジュンサンは「キス?僕達もした?」と訊く。


ユジンは「私達?」と。


ジュンサンは「したんだな」と言って笑う。


ジュンサンは「どうやって?どんなふうにしたの?」と訊く。


ジュンサンは「こうやって?」と。


ジュンサンは「違うんだな…何ひとつ思い出せないな…ごめん…僕は全てを忘れて生きてたのに君はバカみたいに死んだ人を10年も覚えてた?役立たずの僕を…」と。


ユジンは「ジュンサン、…私の為に記憶を取り戻したいんでしょ。だからここに誘ったのよね?やっぱりそうだと思った…」と。


ジュンサンは「違うよ。僕も記憶を取り戻して君にとって本物のカン・ジュンサンになりたい…」と。


ユジンは「あなたがミニョンさんだった時に私に言ったでしょ?こんなに美しい所なのに悲しい思い出しかないのかと…そう聞いたわ。あなたの言う通りね、こんなに美しい所なのに、なぜ昔の記憶ばかり探そうとするの?過去の記憶も大切だけど、これからの記憶の方がはるかに多いわ…記憶をたどるのはもうやめよう」と告げる。


ジュンサンは「ユジン…」と。


ユジンは「あなたが覚えてなくても構わないわ…私が愛してるのは記憶の中のジュンサンじゃない…目の前のあなたよ」と。


ジュンサンはユジン抱きしめる・・・。

 

ジュンサンは母親に電話する。


ジュンサンは「僕だよ」と。


ジュンサンの母親は「突然どうしたの」と。


ジュンサンは「僕の物は全部チュンチョンに?」と。


ジュンサンの母親は「とってあるわ」と。


ジュンサンは「僕が事故に遭った時の服も?」と。


ジュンサンの母親は「多分あると思うけど、なぜなの?」と。


ジュンサンは「いいんだ、また電話する」と。


ジュンサンはユジンの仕事場に行って「ユジン!思い出したんだ!」と。


ユジンは「何の話?」と。


ジュンサンはユジンの上司に「彼女を借りますね。急いで行く所が」と告げる。


ジュンサンはユジンに「チュンチョンで返す物がある。行こう」とユジンの腕を取る。


2人は手を繋いでチュンチョンの家に行く。


ジュンサンは何かを探す。


ユジンは「何を捜してるの、思い出した事って?」と。


ジュンサンは「ちょっとね」と。


ジュンサンは防寒着を見つける。


防寒着のポケットには高校時代、ユジンが渡したメモだった。


メモには”ジュンサン、寝ちゃ駄目、今日も放送サボったら……”と書かれてあった。


ユジンは「あった?」と。


ジュンサンは頷く。


ユジンは「なに?」と。


ジュンサンは返していない手袋を差し出した・・・。


ユジンは涙目で「ジュンサン…」と。


ジュンサンはその手袋をして微笑む。

 

ユジンはジュンサンをある場所へ連れて行く。


そしてユジンは「どこだか分かる?」と訊く。


ジュンサンは「ごめん…」と。


ユジンは笑顔で「大丈夫。思い出す度に贈り物を貰った気分になれるわよ。今日は歩き回って疲れたでしょ。コーヒー飲む?」と。


ジュンサンは「ああ」と。


ユジンは「買ってくるね」と。


その時、雪が降ってきた。


ジュンサンは高校時代、ユジンとデートしてた事を思い出す・・・。


ユジンは「ジュンサン」と呼ぶ。


ジュンサンは振り返る。


ユジンは「ジュンサン」と心配そうに言う。


ジュンサンは「ここで会う約束をしたんだよね?12月31日に…思い出したんだ…言いたかった言葉…ユジン…愛してる…」と。

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【第16話】


ユジンも「私も言いたかったの…言えなかったのがずっと心残りで…すごく言いたかった…愛してるって…他の事も思い出した?」と訊く。


ジュンサンは「ああ、学校での事も思い出した…先生に叱られた事…転校初日に君とバスを乗り過ごした事…山荘へ行った事…」と。


ユジンは「友達の事はどう?ヨングクやチンスク、チェリン」と訊く。


ジュンサンは「ああ、…僕がイヤな奴だった事も…君を傷つけた事も…ポラリスも…」と。


ユジンは涙ぐむ・・・。


ジュンサンは「なぜ君が会社名をポラリスにしたかも分かった…やっとね」と答える。


ユジンは「明日ソウルに帰って病院へ行きましょう。記憶は戻り始めると早いらしいから、病院に行って全部思い出すの」と。


ジュンサンは「でも怖いな、イヤな記憶まで思い出すかもしれない」と。


ユジンは「大丈夫よ、心配しないで、イヤな記憶なんてあるわけないわ」と告げる。

 

ジュンサンとユジンは待ち合わせを。


ユジンが走って来て「待った?」と。


ジュンサンは「待った。昔とちっとも変わらないな、遅刻の女王」と。


ユジンは笑顔で「何ですって?」と。


ジュンサンの母親にジュンサンは電話で「話があるの。明日会って」と言われていた。


ジュンサンはユジンと一緒にジュンサンの母親に会う。


ユジンは一礼する。


ジュンサンは「道が混んでたんだ、荷物は?」と訊く。


ジュンサンの母親はユジンに「久しぶり」と。


ユジンは「お元気でしたか」と。


ジュンサンの母親は「お父さん似ね」と。


ユジンは「えっ?」と。


ジュンサンの母親は「いえ、お父さんに似ているのかしら」と。


ユジンは「はい、よく言われます」と。


ジュンサンの母親は複雑な表情を浮かべる。


ジュンサンは母親に「行こう!」と。


ジュンサンの母親は「そうね」と。


ジュンサンは母親に「昨日言ってた話って?」と訊く。


ジュンサンの母親は「帰ってからね」と。


ユジンはジュンサンは母親に「お気をつけて」と言うが、無視してジュンサンに「また連絡するわ」と言い、車に乗り込む。


ユジンは不安そうな表情・・・。

 

ジュンサンとユジンはショッピングセンターに。


ユジンは「返事もしないで何を考えてたの?」と訊く。


ジュンサンはサンヒョンを思い出したが「別に」と答える。


ユジンは「こんなに買ってどうする気?食べきれないわ」と。


ジュンサンは「僕が全部食べるよ」と。


ユジンは「呆れた」と笑顔を見せる。


2人はジュンサンの新居に。


ユジンは「私がやるわ」と。


ジュンサンは「一緒に」と言い笑う。


ジュンサンは「夫婦みたい」と。


ユジンは「なに?」と。


ジュンサンは「夫婦みたいだ。こうしていると友達を新居に招く新婚さんみたいだよ」と。


ユジンは「こんなに買ったけど食べきれるわけないわ。捨てたら許さないわよ」と。


ジュンサンは「明日食べる」と。


ユジンは「これを全部!」と。


ジュンサンは「うん。明日は誕生日なんだ」と。


ユジンは「何て?」と。


ジュンサンは「僕の誕生日」と。


ユジンは「ジュンサン、…」と。


ジュンサンは「そんなに驚く話?これ全部料理しよう。10年分のお祝いだからね。盛大に祝わなくちゃ。部下も呼んであるんだ」と。


ユジンは寂しそうに「友達も呼びたいのね。だからこんなに?」と訊く。


ジュンサンは「違うよ。サンヒョクの選曲いいね。気に入ってるんだ。片づけて」と。

 

サンヒョクは道を歩いていて偶然ユジンを見かける。そして走って行く。


でも人違いだった・・・。

 

ジュンサンの新居でジュンサンはユジンに「多過ぎたかな」と。


ユジンは「もしかしたらチンスクが来るかも」と。


ジュンサンは「チンスクが?」と。


ユジンは「他のみんなは忙しそうだったから、放送部の代表として呼んだの」と。


ジュンサンは少しだけ笑う。


ユジンは「それにしてもやっぱり多過ぎたかもね」と。


ジュンサンは「誰も来なくても僕が全部食べるよ」と。


ユジンは「ジュンサン、おめでとう!」と笑顔で言う。


ジュンサンは「ありがとう」と。


その時、チャイムが鳴る。


ユジンがドアを開けると、そこにはサンヒョクが花束を持っていた。


ユジンは「サンヒョク!」と驚く!


サンヒョクは「久しぶり。誕生日おめでとう」とジュンサンに言い、花束を渡す。


ジュンサンは「入って」と。


ジュンサンはサンヒョクに「コーヒーを入れてくる」と。


ユジンは「私が」と。


ジュンサンは「座ってて」と。


サンヒョクはユジンに「元気そうだ」と。


ユジンは「あなたは?新番組を任されたのね」と。


サンヒョクは「なぜそれを?」と訊く。


ユジンは「ジュンサンが番組を気に入っているの」と。


サンヒョクは「そうか。まだ始まったばかりでね。DJのユ先輩と一緒なんだ」と。


ユジンは「ずいぶん痩せたわね」と心配そうに訊く。


サンヒョクは「カッコよくなったって言われるよ」と。


ユジンは「カップラーメンばかり食べてるでしょ」と。


サンヒョクは「そうだよ。久しぶりに聞く小言だ…ユジン…幸せだよね?」と訊くがユジンは気遣って何も言わない。


サンヒョクの帰りをジュンサンが見送る。


サンヒョクは「ユジンのあんな顔は今日初めて見たよ。来て良かった。彼女を頼む。もう泣いたりしないように」と。


ジュンサンは真剣に頷く。


サンヒョクは「それから誕生日おめでとう」と。


ジュンサンは「ありがとう」と。


サンヒョクは「じゃあ。…そうだ!君のお母さんにインタビューしたんだ。素敵な人だね」と。


ジュンサンは笑顔で「そうか」と。


サンヒョクは「僕の父と同級生らしい。不思議な縁だよな。君と僕みたいだ。じゃあ」と言い去って行く。


ジュンサンの新居にヨングクと彼女(2人共、高校のクラスメイト)がやって来るのをユジンが迎えた。


ユジンは「ヨングク!」と。


ヨングクはジュンサンと笑顔で握手をする。


ジュンサンはヨングクに「ありがとう」と。


ジュンサンの部下やユジンの上司も駆けつける。


ジュンサンはケーキのロウソクを吹き消す。


皆が拍手する。


「おめでとう!」と乾杯する。


そして誕生日祝いも終わり、皆、帰って行く。


ジュンサンとユジンは見つめ合う。


ジュンサンが「みんなを呼んでくれて、ありがとう」と。


ユジンは「呼んでないわ。みんなから来てくれたの」と。


ジュンサンは笑顔で「そうか」と。


ユジンは「あと一人ね。来られなかった友達。行ってみて。あなたの体の具合や誕生日の様子を気にしてるわ」と。


ジュンサンは「そうだな」と。


ユジンは「じゃあね」と言い帰ってゆく。

 

<僕はジュンサンとユジンに同棲してほしい・・・>

 

ジュンサンはチェリンに会いに行く。


チェリンは「ミニョンさん…」と。


ジュンサンは「まだ居たんだね、良かった」と。


チェリンは「誕生日でしょ。ユジンと二人きりで祝えば」と。


ジュンサンは「君には悪い事をした…ジュンサンもミニョンも…」と。


チェリンは「それで?謝りに来たの?」と。


ジュンサンは「そうだ…ごめん…」と。


チェリンは「そう思うなら戻って来て…悪いと思うなら私の元に戻ってよ…ジュンサンは忘れられてもミニョンさんは無理…ジュンサンと違ってミニョンさんは私を好きだった…」と泣きながらそう伝える。


ジュンサンは「チェリン…」と。


チェリンはジュンサンを抱きしめて「ミニョンさん…もう一度考え直して…前は私の事を好きだったでしょ?お願い、あの頃に戻りたいの…」と。


ジュンサンはチェリンの腕をどけて「無理だ。分かるだろ。やめてくれ」と。


チェリンは「じゃあなぜ私に会いに来たの?慰めてこいってユジンに言われた?」と激昂する。


ジュンサンは「チェリンという友達を取り戻しに来た」と。


チェリンは「友達?ジュンサンなんて友達いらない!私に必要なのはミニョンさんよ!」と。


ジュンサンは「僕が急ぎすぎたね…悪かった…」と言い帰ろうとすると、


チェリンは「絶対に取り戻す!見てなさい。必ず取り返してやるわ」と。


ジュンサンは帰ってゆく・・・。


ジュンサンは自宅に戻って来た時、眩暈を感じる・・・。


椅子に座り考え事を・・・。


その後、ユジンはジュンサンに「たくさん食べて」と。


ジュンサンは「美味しいよ…考えたんだ、僕がチュンチョンに転校してこなかったら、みんなを苦しめなかった…でも駄目だ、それじゃユジンに会えなかったからね。転校の理由は知らないけれど君に会えて良かった」と。


ユジンは「まだ理由は思い出せない?」と訊く。


ジュンサンは「ああ、思い出せない…」と。


ユジンは「私は知ってるわ。お父さんを捜しに来たって言ってた」と伝える。


ジュンサンは「僕がそう言ったの?」と。


ユジンは頷く。


ジュンサンは「…そうなんだ…父さんを捜しに…父さん…父さん…ぎこちないな…」と。


ユジンは「お母さんに聞いても教えてくれないの?」と。


ジュンサンは「もう亡くなったらしいからね」と。


ユジンは「亡くなったのね……早く食べて!食べ終わるまで帰らない」と。


ジュンサンは「分かったよ。美味しい」と。


ユジンは心配そうにジュンサンを見つめる・・・。

 


<ユジンが帰ってしまうと僕まで寂しくなる…それだけこのドラマに感情移入してるって事・・・>

 

突然、サンヒョクの父親がジュンサンの父親だという疑惑がわく。

その事は誰も知らない・・・。

サンヒョクの父親はジュンサンの母親に電話し確認するが否定されるが・・・。

もしそれが事実ならジュンサンとサンヒョクは兄弟という事になる・・・。

 

 

ジュンサンとユジンは待ち合わせをする。


ユジンはジュンサンの腕を叩く。


ジュンサンは「なに?」と。


ユジンは「全然連絡つかないから心配してたのよ」と。


ジュンサンは笑顔で「だから来た」と。


ユジンは「何してたの?」と。


ジュンサンは「歩こう」とユジンの手を握る。


歩いている途中ユジンが笑い出す。


ジュンサンは「なに?」と。


ユジンは「両親を思い出したの。こんなデートをしてたって」と。


ジュンサンは「ただ歩くだけ?」と。


ユジンは「お金はないけど一緒にいたくて、ただの町の中を歩き回ったそうよ。多分、地球10周分くらい歩いたんじゃないかな」と。


2人は笑い合う。


ジュンサンは「どんなお父さん?」と。


ユジンは「あなたみたいに優しい人だった」と。


ジュンサンは「僕が優しい?」と。


ユジンは頷く。


ユジンは「私が11歳の時、明け方に初雪が降ったの。家族みんなで雪道を歩いたのよ。お母さんは妹、お父さんは私をおんぶした。お父さんの背中が大きくて温かいって初めて知ったわ」と。


ジュンサンは「父親ってそういう存在なのか」と。


ユジンは「ずっとお父さんの事を?それで最近様子が変だったのね。そうでしょ」と。


ジュンサンは「違うよ。君がいれば大丈夫だ……綺麗な音だ…行ってみよう」と。


2人は教会に入る。綺麗な音はオルガンの音色だった。


明日、結婚をする他人の2人は誓いをしていた。


ユジンは「明日、結婚するのよ」と。


ジュンサンは「羨ましい…」と。


ジュンサンは”私は汝を妻とし病める時も健やかなる時も愛し敬うことを誓います”と書かれた用紙を見る。


ユジンは座りお祈りをしていた。


ジュンサンは「ユジン、何してるの?」と。


ユジンは「祈ってるのよ…」と。


ジュンサンは「何を?」と。

 

ユジンは「今日に感謝してるの…それから今こうしてあなたと一緒にいられる事も…あなたも祈って」と。


ユジンは「ちゃんと祈ってる?」と。


ジュンサンは「心の中でね…愛する女性がいます…その女性と生涯を共にしたいと思っています…彼女に似た子供達の父親になりたいんです…愛する人と子供達の温かい手となり丈夫な足となりたいんです…」と。


ユジンが涙ぐむ・・・。


ジュンサンはユジンに「愛しています…」と・・・。

 

ジュンサンの母親はユジンの実家に行き挨拶をする。


ジュンサンの母親はユジンの母親に「ジュンサンは私の息子です」と告げる。


ユジンの母親は怪訝そうな顔を浮かべる・・・。


一方、ジュンサンとユジンはまだ教会にいた。


ジュンサンは以前ミニョンだった時、ユジンに返されたネックレスをユジンにつける。


2人は見つめ合う・・・。


ジュンサンは「僕と結婚してくれる?」と。


ユジンは頷く。


2人はキスをする・・・。

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【第17話】


ユジンがジュンサンとの待ち合わせに走って来る。


ジュンサンが「また遅刻だ」と言う。


ユジンは「キム次長たちは?」と訊く。


ジュンサンは「先に出発した」と。


ユジンは「目が赤いけど眠れなかった?」と訊く。


ジュンサンは「よく眠れたよ」と優しい嘘をつく。ジュンサンは悪夢を見て目が覚め、そこから眠っていないのだ。


ユジンは疑いの目で見る。


ジュンサンは「本当だよ。君の夢を見ながらね。さあ行こう!」と。


2人はスキー場に行く。


ユジンは「やっぱりいい所ね」と。

 

<自宅マンションの目の前の県道が工事を。その知らせは10日ぐらい前にポストに入っていたけど、今、22時半だよ。


昼間は交通量が多いので夜から早朝まで工事するんだね…。


うるさくて視聴の邪魔。でもこの時間から働く人も大変だよね…外は寒いし…。


KAN(愛猫)も工事の音が気になるみたい・・・>

 


ジュンサンは「いい?」と。


ユジンは頷く。


2人は笑顔。


ジュンサンは「ユジン、覚えてる?よくここで喧嘩したね。また来られるなんて」と。


ユジンは「ここがとても恋しかったわ。雪も冬の風もミニョンだったジュンサンも。ここは冬のままね」と。


ジュンサンは「冬が終わるのはイヤ?」と訊く。


ユジンは「イヤだった。昔あなたが死んだと思った時もすぐに春がやってきたから。今度も冬が終われば何もかも消えてしまいそうで」と。


ジュンサンは「いいや、消えたりしないよ


ユジンは「約束できる?」と。


ジュンサンは「約束する。それに僕等は二度と別れない」と。


ユジンは笑顔で頷く。

 

ジュンサンの母親がユジンの母親に”2人は絶対に結婚できない(させない)”と。

ユジンの母親はサンヒョクの父親に相談するがやはり”2人は結婚できない”と言う。

その事を、ジュンサンもユジンも知らない。

 

ジュンサンとユジンは雪をぶつけ合って遊ぶ。


ジュンサンとユジンはスキー場での仕事に戻る(共同作業)がやがて仕事も終わり2人きりに…。


ジュンサンはピアノを弾く。


結婚式のテーマ曲を。


ジュンサンは「新婦、入場」と言う。


ユジンは入場の真似をする。


ジュンサンは途中で弾くのを止める。


ユジンは「最後までやろうと思ってたのに」と。


ジュンサンは「チュンチョンに行く?お母さんに会ってこよう。会って許しをもらうんだ」と言う。


2人はユジンの母親の元へ。


ジュンサンは「少し緊張する」と。


ユジンは「大丈夫。母は歓迎してくれるわ。私の好きな人だもの」とジュンサンの手を握る。


ジュンサンはユジンの母親に「お母さん、僕はユジンと結婚したいです。どうか許可を」と。


ユジンも「お母さん、許してほしいの」と。


ジュンサンは「幸せにする自信があります。お許しを」と言って頭を下げる。


ユジンの母親は「急に言われてもすぐ答えられないわ」と。


ユジンは「お母さん、…」と。


ユジンの母親は「今日は帰って」と。


ジュンサンは「僕をお気に召さないかもしれません。ユジンを散々苦しませたから、気に入らないのは当然です。ですが努力します。努力しますから」と。


ユジンの母親は「そうじゃないのよ。そんなに単純な事ではないの。ユジンに話すから帰ってちょうだい」と告げ立ち去ってゆく・・・。


ユジンは「お母さん、…」と。


ユジンはジュンサンを見送る。


2人同時に「大丈夫?」と。


ジュンサンは「大丈夫。僕は平気だ」そう言ってユジンを抱きしめる・・・。


ユジンは「なぜ嘘をつくの?こんなに鼓動が速いのに…平気じゃないわ、心配しないで、理由は分からないけど私が説得する。母はサンヒョクを気遣ってすぐには許せないのよ。心配いらないからね」と。


ジュンサンは「なぜ嘘を?こんなに震えてる。平気じゃないだろ」と言ってユジンを抱きしめる・・・。


ユジンは「なぜこんなに不安なの?」と。


ジュンサンは「すべてうまくいくさ」と。


ジュンサンは帰る。


ユジンは母親に「お母さん、私は彼じゃないと駄目。ジュンサンがいいの。ジュンサンじゃなきゃ駄目」と訴える。


ユジンの母親は「なぜよりによって彼なの?これ以上辛い目に遭いたいの?」と。


ユジンは「どうか許して。彼と一緒なら辛い目に遭っても平気。彼と一緒ならどこへでも行ける」と。


ユジンの母親は「私が許さなくても?」と。


ユジンは「お母さん、…」と。


ユジンの母親は「私が許してもカン・ミヒさんは…彼の母親は絶対に許さないわ…許すなんて無理…結婚は絶対に駄目」と泣きながらそう告げる。


ユジンは「どういう意味?」と。


ユジンの母親はユジンに一枚の写真を見せる。


ユジンの母親は「こんな話は二度としないと思ってた…あなたのお父さんとサンヒョクのお父様、そしてカン・ミヒさん、この3人は幼い頃からとても仲が良かったそうよ…大人になってお父さんとカン・ミヒさんは婚約をしたの…」と告げる。


ユジンは「婚約って?」と訊く。


ユジンの母親は「お父さんが私と出会って結婚するまでは2人は旧友で婚約した仲だった…彼女の執着が私とお父さんをどれだけ苦しめた事か…結局、彼女の自殺騒ぎを契機に彼女との縁は切れた…」と告げる。


ユジンは「自殺騒ぎ?」と。


ユジンの母親は「そうよ…入水自殺を図った彼女をサンヒョクのお父さんが救って何とか収まったの…私は彼女に大きな罪を犯したわ…彼女が駄目と言えば私は何も言えない」と。


ユジンは「お母さん、…」と。


ユジンの母親は「死のうとするほど辛い思いをさせた…私達を一生憎み続けると言って故郷を去った人なの…それなのに彼女があなたを嫁として受け入れる?…駄目よ…絶対に駄目…この結婚は絶対に駄目よ…」と。


ジュンサンとユジンは苦悩する・・・。

 

ジュンサンとユジンはスキー場にあるカフェ&レストランで会った(ちなみに2人はスキー場の仕事の時は同じホテルに泊まっている)。


ユジンは「本当に美味しい。なぜ食事を?」と訊く。


ジュンサンは「二つの理由がある。一つ目はプレゼント。君が作ったカフェだからここでの初ディナーを贈りたかった」と。


ユジンは「そうだったの?でも私ひとりじゃないわ、あなたと作ったのよ。私に全責任を負わせる気?」と。


ジュンサンは「そう、その通り」と言い2人は微笑む。


ジュンサンは「これからは何でも一緒に作っていこう。一緒に見て考えて感じるんだ。そうしていつまでも一緒にいよう。いいね?」と。


ユジンは「うん。それじゃ二つ目の理由は?この席を用意した二つ目の理由」と訊く。


ジュンサンは「うぅ~ん…それは秘密」と。


2人は夜の雪道を歩く。


ユジンは「昔、何かの映画で観たの。結婚できるかをコインで占ってた。表が出れば結婚できて裏が出ればできないの」と。


ジュンサンは「それで映画の結末は?」と訊く。


ユジンは「表が出たから結婚したわ」と。


ジュンサンは「やってみたい?」と。


ユジンは「私は運がいいから必ず表が出るはずよ。見てて」と。


ユジンが投げたコインはジュンサンが取る。


ジュンサンは「本当に映画を観た?その映画では表が出るよう張り合わせてた、馬鹿だな。裏が出たら結婚しないつもりだった?」と。


ユジンは「そういう訳じゃない」と。


ジュンサンは「お母さんが何て言ったか聞いてもいい?」と訊くとユジンはひとり歩き出した…。


ジュンサンは「僕達の結婚は駄目だと言ったの?…」と訊くがユジンは答えない。


ジュンサンは「そう言ったのか…大丈夫、予想してた事だ。一緒に説得してみようよ。秘密にしてた二つ目の理由を教えようか?…二人の心をひとつにして”反対”に打ち勝つ為だった」と。


ユジンは「あのね…私、母から聞いたの…」と。


ジュンサンは「何を?」と。


ユジンは「あなたのお母さんがチュンチョンに来たそうよ」と。


ジュンサンは「母さんが?」と。


ユジンは頷く。


ジュンサンは「なぜ?」と。


ユジンは「それがね、…以前、私の母が憧れる人がいたの…とても綺麗で才能に溢れてる…そんな女性がいたんだけど彼女が私の父をとても愛していて母が辛い思いをしたの…その女性があなたのお母さんよ」と告げる。


ジュンサンは「何て?」と。


ユジンは「私の父とあなたのお母さんはかつて婚約してたの…それであなたのお母さんと私の母は結婚に反対なのよ…私達どうしたらいい?」と・・・。


2人はホテルに帰って来る。


ジュンサンは「ユジン、きっとうまくいくよ。僕が何とかする。僕達はきっとうまくいく。だから君は心配しないで。いいね?」と。


ユジンは「分かった」と。


ジュンサンは部屋に入ろうとしたユジンの腕を掴む。


ジュンサンはユジンの涙を指で拭く。


部屋に入ったユジンと部屋の外のジュンサンは立ち尽くす・・・。

 

ジュンサンはユジンを車に乗せる。


ユジンは「どこへ行くの?」と。


ジュンサンは「乗って」と言い笑顔を見せる。


ユジンは「どこに行くのよ」と。


ジュンサンは「秘密」と。


ユジンは「最近、秘密だらけね」と言い笑う。


ジュンサンは「考えてみたら2人の写真が一枚も無い」と。


ユジンは「そうよ。あなたの写真が無くて10年間辛かった。でも何の記念に撮るの?」と訊く。


ジュンサンは「”今”だよ」と。


ユジンは「今?」と。


ジュンサンは「今が一番幸せだから」と言い2人は微笑む。


ジュンサンは「ユジンさん、どうぞ中へ」と。


ユジンは嬉しそうに「ええ。ジュンサンも中へ」と。


2人は写真を撮ってもらう・・・。


その後、車中でユジンは「ソウルに行くなら先に言ってよ」と。


ジュンサンは「今、言ったろ。急用だけ片付けてくる」と。


ユジンは「今日戻る?」と。


ジュンサンは「たぶん夕方には」と。


ユジンは「私も一緒に行こうか?」と。


ジュンサンは「仕事があるだろ。ユジンさんらしくない」と。


ユジンは「すぐ戻るよね?」と。


ジュンサンは「もちろん」と。


ユジンは頷き「分かった」と。


ユジンは「ねえ、今日中に必ず戻ってね」と。


ジュンサンは「ああ、今日中に必ず戻るよ」と。


ユジンは頷き車を降りる。

 


<ユジンが甘えるようになった…。高校時代はジュンサンを引っ張っていく存在だった…甘えるようになったユジンを”可愛いな”と思う・・・>

 

ジュンサンの仕事部屋にサンヒョクが突然訪れる。


ジュンサンは「サンヒョク!」と。


サンヒョクは「時間があったら一杯どう?」と。


2人はBarで飲む。


サンヒョクは「おめでとう。結婚するってヨングク達に聞いた。僕が一番に祝いたかった。他の誰よりも僕が真っ先に祝福したくてね。だから来た」と。


ジュンサンは「サンヒョク、…」と。


サンヒョクは「本心だよ」と。


ジュンサンは「本当にありがとう」と。


サンヒョクは「ユジンを泣かせない約束は守ってる?」と訊く。


ジュンサンは「いいや、守れてないよ…毎日泣かせてる…参ったな」と。


サンヒョクは「どうした」と。


ジュンサンは「両方の母親が結婚に反対してる…ユジンも僕も母親しかいないのに…二人共反対だ」と。


サンヒョクは「どうして反対してるんだ?」と。


ジュンサンは「お父さんに聞いてないのか。僕の母は君の父親だけでなくユジンの父親とも親しかった。それに僕の母とユジンの父親は婚約までした仲だ」と。


サンヒョクは「君と僕とユジン…そして親たち…おかしな縁だな…」と。


ジュンサンは「本当におかしな縁だ。だよな?」と。


サンヒョクは「逃げちゃえよ…僕なら逃げる…ユジンさえ僕を好きなら親も友達も捨てて逃げると思う」と。


ジュンサンは「逃げちゃおうか…でもなぜか分からないけれど不安なんだ…遠くに逃げても何かが追ってくる気がする、妙に不安だ…なぜだろう…」と。


2人はBarを出て夜の街を歩く。


ジュンサンは「僕等は友達になったのかな」と。


サンヒョクは手を出し、握手を求める。


2人は握手をする。


ジュンサンは「ちょうど10年か…長くかかった」と。


サンヒョクは「本当に逃げるな」と。


ジュンサンは笑う。


サンヒョクは「許してくれるさ。待ってればいつかは許してくれるはず。そしてみんなに祝福されて結婚するんだ」と告げる。


ジュンサンは「そうだな…ありがとう」と。


サンヒョクは「行くよ」と。


ジュンサンは「じゃあな」と。


サンヒョクは「ジュンサン、結婚に反対されても母親には感謝しろよ」と。


ジュンサンは「なぜ?」と。


サンヒョクは「なぜって、母親の初恋が実ってたらユジンと恋愛できなかった。親同士が結婚してたら君らは兄妹だった。不幸中の幸いだよ。じゃあな」と去ってゆく。

 


<男の友情って、いいなって思う…。

女とは別れがある…。

僕には幼馴染の親友、もう一人の親友、そして二人のマブ後輩がいる。

そいつらとは生涯の友となる・・・。

そいつらを大事にしないといけないなって、つくづく思った・・・>

 

 

ジュンサンは母親に会う。

 

 

ジュンサンとユジンは偶然、スキー場で会う。


ユジンは「いつ戻ったの?」と訊く。


ジュンサンは「さっきだよ」と答える。


ユジンは「あなたも泣きたくてここに来たの?」と。


ジュンサンは「いいや、泣く事なんて無い」と。


ユジンは「どうしたの?…変だわ、何かあった?」と訊く。


ジュンサンは「ないよ」と答える。


ユジンは「ならどうしたの?」と。


ジュンサンは「寒すぎて」と。


ユジンは「バカ…心配したのよ」と。


ジュンサンは「ごめん…」と言ってユジンを抱きしめる・・・。


ジュンサンは涙を流す・・・。


翌朝、2人はカフェに居た。


ジュンサンは「ユジン、…結婚しよう」と。


ユジンは「冗談よね?」と。


ジュンサンは「本気だ」と。


ユジンは「ジュンサン、…」と。


ジュンサンは「2人だけで式を挙げよう」と。


ユジンは「あなた本当に変よ。急になぜなの?」と。


ジュンサンは「待つのがイヤになっただけ…」と。


ユジンは「親たちに反対されてヤケを起こしたの?」と。


ジュンサンは「違うよ」と。


ユジンは「じゃあ、なぜ?」と。


ジュンサンは「今すぐ君が必要なんだ。僕の母親が反対しても君は僕と結婚するだろ?」と。


ユジンは「ええ」と。


ジュンサンは「君のお母さんが反対しても?」と。


ユジンは頷く。


ジュンサンは「僕も同じだよ。どのみち結婚するんだ。気をもんで待つ必要は無い。10年以上待ったんだ」と。


ユジンは「ジュンサン、…」と。


ジュンサンは「もう待ちたく無い。結婚しよう…」と。

 

明朝、ジュンサンの部屋でユジンが「閉め切って何してるの?」と言いカーテンを開ける。


ユジンは手を伸ばしてジュンサンの手を握り「散歩に行こう!」と。


2人は雪道を歩く。


ユジンは「綺麗ね、でしょ?」と。


ジュンサンは「そうだね…綺麗だ…」と。


ユジンは「ジュンサン、…結婚しようって本気なの?」と訊く。


ジュンサンは何も言わない・・・。


ユジンは「本気じゃなさそうね…本気だと思ったから凄く悩んだのに…」と。


ジュンサンは「本気だ」と。


ユジンは「でも私達だけで結婚したら、誰が結婚を証明してくれる?証人は必要ない?」と。


ジュンサンは「証人なんて必要ない。僕等が証人だ」と。


ユジンは「分かった。私達結婚しましょう」と答える。


ジュンサンはユジンを抱きしめる・・・。

 

サンヒョクは父親に強く、「なぜ父さんがあの2人の結婚を反対するんだ!?」と訊く。


サンヒョクは父親は「…話したら2人の結婚を止めてくれるか?」と。


サンヒョクは父親に「なぜ?」と訊く。


サンヒョクは父親は「あの2人は兄妹なんだ・・・」と答える・・・。


サンヒョクは家を飛び出し車を走らせる。

 

ジュンサンとユジンは2人きりで式を挙げる為、正装になる(ジュンサンはタキシード、ユジンはウエディングドレス)。


ユジンはウエディングドレスの上からジュンサンにプレゼントされたネックレスをはめる。


2人は教会に行く。


ジュンサンは真剣(思い詰めた)な表情で立っていた。


そこにウエディングドレスを着たユジンが入って来る・・・。


ジュンサンは振り返る。


ユジンは覚悟した表情でゆっくりとジュンサンの元へ歩いて行く。


ジュンサンはユジンの手を取る。


見つめ合う2人・・・。


ジュンサンは心の中で”神様、お許し下さい…”と呟く。


ユジンも心の中で”私、チョン・ユジンはカン・ジュンサンを夫とし、生涯慈しみ愛することを誓います…”と呟く。

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【第18話】


サンヒョクはユジンを捜す。


一方、ジュンサンは教会でユジンの頭に花飾りを。


ユジンは「私チョン・ユジンはカン・ジュンサンを夫とし生涯愛することを誓います」と。


ジュンサンは「私カン・ジュンサンはチョン・ユジンを妻とし生涯愛することを…愛することを…」と言いかけた時に教会にサンヒョクが現れる。


驚く2人。


ユジンは「サンヒョク、…」と。


サンヒョクは「行こう」と言いユジンの腕を引っ張って行く。


ユジンは「ジュンサン!ジュンサン!」と叫ぶがジュンサンは動かない。


ジュンサンは「サンヒョク、」と。


サンヒョクは「式さえ挙げればいいのか?そんなの絶対に駄目だ。僕が許さない。君達は結婚させない」そう言って教会を出て行く。


ユジンは「サンヒョク、何なの、放して。ジュンサン!ジュンサン!」と叫ぶ。


サンヒョクはユジンを車に乗せる。


ユジンは「ジュンサン!ジュンサン!」と叫び続ける。


ユジンのホテル部屋でサンヒョクと二人きり。


部屋の外にはヨングクとヨングクの彼女がいた。


ユジンは怒り「どうして?理由を説明して!」と。


サンヒョクは「結婚させたくない!確かに僕は君を手放そうと決めた。でもやっぱり耐えられないんだ!ジュンサンには渡せない!彼と別れろ」と。


ユジンは「出来ない。分かってるでしょ」と。


サンヒョクは「すぐに戻らなくてもいい。とにかく別れてくれ。辛いだろうがきっと立ち直れる。昔の僕達に戻ろう。全て忘れてやり直すんだ」と涙目で言う。


ユジンは「出来ない」と。


サンヒョクは「どうして!反対されてるだろ彼の母親も君のお母さんも反対してる。誰も祝福しない!」と。


ユジンは「いいの。祝福なんて要らない。みんなに反対されても構わない!悲しくなんかないわ。例え世界中の人に反対されても平気よ!ジュンサンの愛さえあれば何も要らない。私達は絶対に…」と。


サンヒョクは「駄目だ…駄目なんだよ…それは駄目だ…駄目なんだ…」と言い部屋を出て行く。


ヨングクの彼女が「サンヒョク、なぜなの?ユジンの幸せの為なら身を引くと言ったじゃない!」と。


ヨングクは「チンスク、やめろ」と。


ヨングクはサンヒョクに「急にどうした。今まで耐えてたのになぜだよ!」と。


サンヒョクは「2人共僕を信じてくれるだろ。何も聞くな。頼むから何も聞かずに僕を信じてくれ、お願いだ」そう言って去ってゆく。


サンヒョクの元へジュンサンがやって来る。


2人は夜の公園のベンチに座る。


ジュンサンは「知ってたのか。誰から聞いた?君のお父さんか?」と。


サンヒョクは「そうだ」と。


ジュンサンは「そうか…みんな知ってたんだ。まさかユジンには言ってないだろうね」と。


サンヒョクは「言ってない、いや言えなかった…ユジンにはそんなこととても言えないよ。これからどうするんだ」と。


ジュンサンは「どうするかな…どうしたらいい?彼女と一緒に遠くに逃げたいって言ったら、君は行かせてくれる?」と。


サンヒョクは「ジュンサン、…」と・・・。

 

ユジンの上司にユジンから電話がかかってくる。


ユジンの上司は「ユジン!ちょうどキム次長と心配してたのよ」と。


ユジンは「ジュンサンはいる?連絡が取れないの」と。


ユジンの上司は「理事?ソウルに行ったわよ」と。


ユジンは疲れ切った表情で「そう…分かった、ありがとう。また電話するわ」と言い電話を切る。


ユジンはジュンサンの仕事場へ行く。チャイムを何度も鳴らすが反応がない。


ユジンは「ジュンサン…ジュンサン!…ジュンサン!」と大きな声で言うが反応がなく諦め帰る。


ユジンはジュンサンの母親に会いに行く。


ユジンはジュンサンの母親に「お久しぶりです」と。


ジュンサンの母親は怪訝そうな顔をする。


ジュンサンの母親は「何か用?」と。


ユジンは「あの…ジュンサンの居場所をご存じで?」と。


ジュンサンの母親は「何の話?」と。


ユジンは「スキー場にも会社にも家にもいないんです。お母様なら彼の居場所をご存知ですよね」と。


ジュンサンの母親は「まだジュンサンと付き合ってるの?あなたのお母さんに反対だと伝えたのに」と。


ユジンは「すみません。反対されてるのは知っています。でも私達別れる気はありません」と。


ジュンサンの母親は「反対の理由を聞いてないの?…あの子言ってないのね。帰って話はないわ」と立ち去ろうとする。


ユジンは「お願いです。ご存じだったら教えて下さい。彼は何処なんですか?お願いします」と。


ジュンサンの母親は「知らないし捜さない方がいいわよ」と言い去ってゆく・・・。


ユジンは途方に暮れる・・・。

 

ユジンは階段を降りてる時、人にぶつかり、手に持っていたジュンサンからのプレゼントのネックレスを落としてしまう。


ネックレスは壊れてしまう・・・。

 

ジュンサンは母親のホテル部屋に行く。


ジュンサンの母親は「ユジンが来たわよ…捜してた。あなたの気持ちはよく分かる」と。


ジュンサンは「分かる?そう、分かってるんだ…」と。


ジュンサンの母親は「…ごめんなさい…あなたをこんなに苦しめて…母さんはユジンのお父さんを心から愛してた…誰が何と言おうとあなたは彼の子…」と。


ジュンサンは「やめてよ!」と。


ジュンサンの母親は「別れなさい。今すぐ別れるの。長引けば2人共辛くなるばかりよ。あなたが言えないなら私がユジンに話すわ。なぜあなた達が結婚できないのか」と。


ジュンサンは涙目で「やめてよ」と。


ジュンサンの母親は「話すわ」と。


ジュンサンは「絶対に駄目だ。ユジンには言わないで。ユジンには耐えられない…」と。


ジュンサンの母親は「決めなさい。別れる?それとも私が理由を話す?ジュンサン…ジュンサン…」と。


ジュンサンは涙を流し「別れるよ」と・・・。

 

ジュンサンはユジンを呼び出した。


ユジンは涙目で「何よ?」と。


ジュンサンは「ユジン、」と。


ユジンは「どんなに心配したか分かる?」と。


ジュンサンは「…ごめん…」と。


ユジンは「連絡も取れないし、どこに行ってたの?」と強く言う。


ジュンサンは「色々あってね」と。


ユジンは「何があったの?」と。


ジュンサンは「大した事じゃないんだ…」と。


ユジンは「私には話せない事?」と。


ジュンサンは「いや、そうじゃない。ちょっと複雑だったんだ。でももう終わった」と。


ユジンは「それじゃもう心配しなくていいのね」と。


ジュンサンは「そうだよ、何の心配も要らない」と。


ユジンは涙を流す・・・。


ユジンは「分かった…無事に戻ってきたから許してあげるわ」と。


ジュンサンはユジンの涙を手で拭い抱きしめるがすぐに離す。


ジュンサンは「今から一緒に海を見に行かない?」と。


2人はジュンサンの車で海に向かう。


ジュンサンは波打ち際で車を停める。


2人は車から降りる。


ジュンサンは「海は初めてだな」と。


ユジンは「一度も海に来たことがないの?」と。


ジュンサンは「違うよ。君と来たのは初めてだろ?これは僕達にとって最初の海だ」と。


ユジンは嬉しそうに「そうね。私達の最初の海」と。


ジュンサンは心の中で”そして最後の海。ここで僕は彼女を手放そうとしている”と呟く。


ジュンサンとユジンは嬉しそうに砂浜を走りカモメたちに囲まれ笑う。


そして2人は砂浜で遊ぶ。

 


<このシーンを見てて、涙が止まらなくなった…なんでだよ…なんで2人が別れなきゃいけないんだよ…なんでだよ…なんで兄妹なんだよ……こんなに愛し合ってるのに……>

 

2人は砂浜に寝転ぶ。


ユジンが「海の香りがする…空も青くて気持ちがいいわ」と笑顔でジュンサンを見る・・・。


ジュンサンは「そうだね」と。


ユジンが何かを指さし「あれが何だか分かる?」と。


ジュンサンは「飛行機」と。


ユジンは「分かるんだ!…飛行機を見るとどこか遠くに行きたくなる。でしょ?」と。


ジュンサンは少しだけ微笑む・・・。


その時、2人に仔犬が駆け寄って来る。


飼い主が受け取りに来る。2人は仔犬に手を振る。


そして2人は海辺でコインを何個も拾う。


ジュンサンは「今は冬なのにコインだけは夏のままだ」と。


ユジンは「これどうする?」と。


ジュンサンは「そうだな…もっと拾って船でも買おうか」と。


ユジンは「船?」と。


ジュンサンは「そう、船…そして僕達は航海に出るんだ、一生戻ってこない」と。


ユジンは「でもいつかは戻るわ。月日が経てば船も古くなるし船頭さんも年を取る。そしたらきっと帰りたくなるわ」と。


ジュンサンは「そうかな…」と。


ユジンは「すごく遠い所には行きたくないわ。家族や友達に会えなくなるのは寂しいもの」と。


ジュンサンは「そうだよね、みんなに会えなくなる…やっぱり大切な人達を悲しませるのはやめよう」と。


2人は帰ろうとする。


ユジンは「ちょっと待ってて、すぐ戻るわ」と。


そして何処かに走って行く。


ジュンサンはサンヒョクに電話をかける。


サンヒョクは「もしもし」と。


ジュンサンは「サンヒョク、僕だ」と。


サンヒョクは「ジュンサン、どうした」と。


ジュンサンは「明日の夜、こっちに来てほしいんだ」と。


サンヒョクは「分かった。行くよ」と。


ジュンサンは「悪いね」と。


サンヒョクは「君はどうだ。大丈夫か?」と。


ジュンサンは「大丈夫だ…いや大丈夫だと思う。サンヒョク、もうひとつ頼みがある」と。


サンヒョクは「いいよ。何でも言ってくれ」と。


ジュンサンは「この前、ユジンと一緒に写真を撮ったんだ…その時は何も知らずに彼女の家に写真を送った。そろそろ着くと思う。彼女が見る前に捨ててほしいんだ」と。


サンヒョクは「ジュンサン、…」と。


ジュンサンは「思い出になるような物は何ひとつ残したくない。頼むよ」と。


サンヒョクは「ああ、分かった。ああ、じゃあ明日」と。


ジュンサンは電話を切る。


そこにユジンが戻って来る。


ユジンは「何してるの?お待たせ。誰に電話を?」と。


ジュンサンは「会社だよ。何処へ行ってたの?」と。


ユジンは「ちょっと買い物にね」と。


ジュンサンは「拾ったお金で?」と。


ユジンは頷く。


ユジンは笑顔で「去年の夏からのプレゼント。この冬を忘れないで。ここで沢山、思い出を作ろう。このくらい沢山」と言い手を広げる。


ユジンは「どう?」と。


ジュンサンは頷く。


ユジンは「それから、これは私からのプレゼント」と。


ジュンサンは「何コレ?」と。


ユジンは「裏返してみて」と。


ユジンは昔みたいにコインを張り付けていた。どちらも表になるように。


ユジンは「映画みたいにコインを張り合わせたの。こうすれば運命なんか怖くない。投げてみて、いい答えしか出ないわ。これで運命も私達の味方よ。でしょ?」と。


ジュンサンは複雑な表情で「そうだな」と。


ユジンは「まだある」と。自分もコインを張り合わせたものを見せる。


ジュンサンはユジンが買ってきたポケットカメラで「写真を撮ろう」と笑顔で言う。


ユジンは「そうね」と。


2人は互いに写真を撮り合う。

 


<この時の、ユジンの無邪気さに泣きそうになる…ユジンは何も知らないのだ……>

 

その後、2人は宿に行く。


ジュンサンは「すみません、すみません」と呼び掛ける。


宿の人が出てきて「どなた?」と。


ジュンサンは「部屋は空いてますか?」と。


宿の人は「最近お客が少ないから掃除してないけど」と。


ユジンは「構いません」と言う。


宿の人は「何部屋?」と。


ジュンサンは「…ふたつ」と。


ユジンが「ひとつです。夫婦ですから」と嬉しそうに告げる。


宿の人は「ええ、じゃあこちらへどうぞ」と。


2人は部屋に入る。


ユジンは「ジュンサン」と呼んで振り返ったところを写真を撮る。


そして「初恋の思い出」と。


ジュンサンの複雑な表情を見て「冗談だってば、冗談よ」と。


ユジンは雑巾で床を拭く。


ユジンは「思ってたより綺麗だわ。大学の時、民宿で合宿をしたの。一部屋に20人も泊ったのよ。あの時の民宿に比べたらずっといい。そうだ!さっき歯ブラシも買ったの。ふたつ買ったのよ、どこだろう?」と言ってバッグの中を探す。


ユジンは「あった!先に磨く?」と。


ジュンサンは「あとでいいよ」と。


ユジンは「そう」と寂し気な表情を浮かべる…。


ユジンは「明け方は冷えるかもしれないわ」と。


ジュンサンは「ユジン、」と呼び、ユジンの髪や頬を指でなぞる…。


ジュンサンはユジンを抱きしめる・・・。


ジュンサンはキスをしようとするが「ちょっと外へ」と。


ユジンは不思議に思い、宿の前に立ち尽くすジュンサンに後ろから抱きしめる・・・。


ユジンは「私…もう何も怖くない。何があっても決して怖がらないわ…あなたさえいれば」と告げる。


朝になりジュンサンは目を覚ます。


窓を開けると、外にユジンが立っていた。


そして振り返る。


ユジンは「おはよう!今日は何をする?早く起きて!」と。


2人はまた海辺を歩く。


その後、2人は朝市にやって来る。


ジュンサンは「何をしたい?」と。


ユジンは「どうする?」と。


ジュンサンは「今日は何でも望みを叶えてあげる」と。


ユジンは嬉しそうに「何でも?」と。


ジュンサンは「ああ」と。


ユジンは「ジュンサン、変よ、どうしたの?」と。


ジュンサンは「別に」と。


ユジンは「やっぱり変だわ」と。


ジュンサンは「今日だけだよ…だから何でも言って」と。


ユジンは「本当に何でも?じゃあ言うわよ、あそこに売ってる、たい焼きが食べたい」と。


ジュンサンは「食事したよね」と。


ユジンは「それでもたい焼きは別腹なの」と。


ジュンサンは笑う。


ジュンサンは「かしこまりました。待ってて」と。


ユジンは「早くね!」と。


その時、ユジンにおばあさんが「ちょっとすみませんが一緒に運んでくれる」と。


それを手伝っていたユジンと、たい焼きを買って来たジュンサンは、はぐれてしまう・・・。


ユジンを必死に捜すジュンサン…。


ユジンもジュンサンを捜す。


ジュンサンはユジンを見つける。


ジュンサンは「どこへ行ってたんだ」と怒る。


ユジンは「おばあさんに荷物運びを頼まれたの。戻ったらあなたがいなくて」と。


ジュンサンの怒りは治まらず「ちゃんと待ってろよ!」と。


ユジンは「怒らないで…あなたが見つけてくれるわ」と。


ジュンサンは「僕がいなかったらどうするんだよ。行こう」と。


2人はまた海辺へ。


ジュンサンはタバコを吸ったまま、何も喋らない。


ユジンは「あのね…この前ネックレスを落としたら星が取れちゃったの。丈夫そうだったのに」と。


ジュンサンは怒りの表情で黙ったまま・・・。


ユジンは「そのせいできっと道に迷ったんだわ。急いで直さなきゃいけないわね」と。


ジュンサンは「ユジン、そのネックレス返してくれる?」と。


ユジンは「どうして?」と。


ジュンサンは「僕が直してあげるよ」と。


ユジンは「お願いできる?」と言いネックレスを渡す。


ユジンは「直したらすぐ返してね」と。


ジュンサンは「ああ、分かった」と。


2人は宿に戻る。


ユジンは「そういえば初めてのケンカね」と。


ジュンサンは「そう。…ユジン、怒ったりしてごめん…」と。


ユジンは「いいの。私が悪かったわ」と。


ジュンサンは「違うよ。僕が悪かったんだ」と。


ユジンは「気にすることないのに」と。


ジュンサンは「でも…」と。


ユジンは「じゃあ明日も言う事聞いて。お詫びの印に。ケンカもいいわね、言う事聞いてもらえるし、何を頼もうかな。ジュンサン、明日は何する?」と。


ジュンサンは「明日は…ユジン、考え事をしながら歩くなよ。だから道に迷うんだ」と。


ユジンは「分かった」と。


ジュンサンは「よそ見もしない事。それから君は意外とそそっかしい。スキー場でも設計図を失くしたろ。気をつけなきゃ駄目だ。そうだ、断る事も覚えた方がいい。何でも引き受けるのはよくないよ。断った方が相手の為になる事もある。分かるよね。それから…、」と言いかけた時、


ユジンは「ジュンサン、本当に変だわ。遠くに行く人みたい。なぜ欠点ばかり言うのよ?私に長所はないの?長所も言ってよ」と。


ジュンサンは「ないよ」と。


ユジンは「本当に?本当にないの?」と。


ジュンサンは急に立ち上がり「ないよ」と部屋を出てゆく・・・。


夜になって、ユジンは眠っていたが、ジュンサンは起きていた。


ジュンサンはユジンを見つめる…。


そして涙を流し「ユジン……ごめんよ……」そう言い、ユジンの頬に優しくキスをする…。


ジュンサンは宿を出て夜の海辺を見ていた…。


ポケットからユジンが張り合わせたコインを出す。


ジュンサンは泣きながら、そのコインを海へ投げ捨てる…。


ユジンが買ってきたポケットカメラも投げ捨てる。


そして号泣しながら預かったネックレスも投げ捨てる…。


そして砂浜に座り込んでしまう・・・。


そして号泣する・・・。


朝になりユジンは目を覚ます。


そこにはジュンサンはいなかった・・・。


すぐに着替えて外に出る。


そこにはサンヒョクが待っていた・・・。


ユジンは「なぜあなたがここに?ジュンサンは何処なの?」と。


サンヒョクは「ユジン、…ジュンサンはいないよ」と。


ユジンは「嘘言わないで…なぜジュンサンがいなくなるのよ」と。


サンヒョクは「ジュンサンはお母さんに絶対に許さないと言われたんだ…もし君と結婚したら親子の縁を切ると言われて、これ以上悲しませる事は出来ないと…」と。


ユジンは涙目で「そんなはずないわ」と。


サンヒョクは「本当だよ。君とは別れる。もう二度と君に会うつもりはない。そう伝えてくれって…」と。


ユジンは泣きながら「嘘だわ、信じない!」と言い走って行く…。


サンヒョクは後を追う。


そしてユジンを捕まえる。

 

サンヒョクは家に帰り、父親の部屋に。


サンヒョクの父は「おかえり…ジュンサンはユジンと兄妹だといつから知ってたんだ?」と。


サンヒョクは「記憶が戻った時に分かったらしい」と。


サンヒョクの父は「記憶?じゃあ記憶を失う前から知ってたのか?」と。


サンヒョクは「ああ」と。


サンヒョクの父は「誰から聞いたんだろう?ミヒは父親の事を話さなかったと思うが」と。


サンヒョクは「さあ、よく分からない。とにかく2人は別れる事になったよ」と。


サンヒョクの父は「そうか…」と。


サンヒョクは「やっと会えたのに兄妹なんてひどすぎる。僕も信じられない…二人があまりにも気の毒だ。彼女が僕を愛してなくても別れなければよかった。そうすれば彼女も苦しまなかった。ただ僕を恨むだけで済んだのに、…後悔してる…もう寝るよ」と。


サンヒョクの父は「ああ、おやすみ。そういえばジュンサンとユジンは年が違うはずだが、なぜ同じ学年なんだ?」と。


サンヒョクは「さあ、とにかく2人は同じ年だよ。誕生日も2カ月くらいしか違わないはずだ…2人はよく似てる…父さん」と言い部屋を出る。

 

ユジンの部屋にチャイムが鳴る。


ドアを開けると、そこにはサンヒョクの母親がいた。


ユジンは「お義母様…」と。


ユジンはお茶を出す。2人はテーブルに。


ユジンは「お義母様、お茶をどうぞ」と。


サンヒョクのお義母様は「もう”お義母様”じゃないわ」と。


ユジンは「すみません…」と。


サンヒョクのお義母様は「謝らなくていいの。過去の事を責める気はないわ。でもなぜ今もサンヒョクと会ってるの?」と。


ユジンは「お義母様、…」と。


サンヒョクのお義母様は「あの子は何?困った時だけ呼んであとは知らん顔、そんな存在なの?」と。


ユジンは下を向いてしまう…。


サンヒョクのお義母様は「スキー場で会った人と別れたんですって?」と。


ユジンは何も言わない。


サンヒョクのお義母様は「そう、私も事情を聞いて驚いたわ。辛いだろうけどサンヒョクは渡せない。あなた達はもう終わった仲なの。あなたと彼がたとえ兄妹だとしても。サンヒョクは駄目よ」と。


ユジンは「お義母様、…何の話ですか?」と。


サンヒョクのお義母様は「あなたと彼が兄妹だと聞いて驚いたわ。恨むならあなたの父親を恨みなさい。サンヒョクは関係ない」と。


ユジンは「今、何て言いました?ジュンサンと私が何です?もう一度言って下さい」と。


サンヒョクのお義母様は「知らなかったの?」と。


ユジンは「お義母様、…教えて下さい、今何と?」と涙を流しながら訊く。


ユジンは家を出て走って行く。

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【第19話】


ユジンはジュンサンの家に行く。


しかし現れたのはジュンサンの母親だった。


2人はテーブルで話す。


ジュンサンの母親は「ジュンサンに会いに?私も同じよ。数日間連絡が取れなくて」と。


ユジンは怒りの表情で「本当ですか?本当にジュンサンは私の父の息子ですか?本当に父の息子なんですか?違いますよね、父の息子じゃありませんよね?否定して下さい、どうか違うと言って下さい」と涙を流しながら訴える。


ジュンサンの母親は「ジュンサンは諦めて、お願い、何も無かった事にして、ジュンサンは」と言いかけたところ、ユジンは走って出て行く。


一方、ジュンサンは仕事部屋に居た。


そこにユジンが現れる。


ジュンサンは「何の用だ?サンヒョクに聞いてないか?君とは別れると伝えた。だから来ないでくれ」と。


ユジンは「ジュンサン、」と。


ジュンサンは「僕はじきにアメリカへ帰る。もう駄目なんだ、無駄な真似はよせ」と。


ユジンは「どうして?なぜ駄目なの?」と。


ジュンサンは「君を愛してない。記憶が戻って分かったんだ。僕は君を愛してない」と。


ユジンは「嘘よ」と。


ジュンサンは「本当だ!」と。


ユジンは「嘘だわ。嘘でしょ!愛してるくせに、愛してるならこのまま愛し合ってはいけないの?」と。


ジュンサンは「ユジン、…」と。


ユジンは涙目で「本当?本当なの?」と。


ジュンサンは「ユジン、…」と。


ユジンは「本当に?」と。


ジュンサンは頷く。涙を流しながら…。


ユジンはショックで床に座ってしまう。


ジュンサンは「ユジン、」と。


ユジンは「来ないで!来ないで…来ないで」と。

 

ジュンサンは眩暈を覚えながら家に帰る。


そこにはジュンサンの母親がいた。


ジュンサンの母親は「いつ戻ったの?どこへ行ってたのよ?ユジンが訪ねて来たわ。何もかも知ってたわよ」と。


ジュンサンは座り込んでしまう。


ジュンサンの母親は「ジュンサン、ジュンサン」と。


一方、ユジンは母親の家に来た。


泣きじゃくるユジンに「ユジン…」と。


ユジンは「お母さん、平気よ…大丈夫…」と。


ユジンの母親は「一体どうしたのよ?あの人と別れたの?だから泣いてるの?結局は親のせいで別れてしまったわね…本当に悪かったわ…」と。


ユジンは「お母さん、今でもお父さんを愛してる?」と。


ユジンの母親は「もちろんよ。お母さんには娘達とお父さんが全て…」と。


ユジンは「お母さん、…もしも…私、お父さんが憎い…お父さんが憎いの…」と。


ユジンの母親はユジンを抱きしめる。


ユジンの母親は「ユジン…お父さんを憎んでは駄目…今お父さんも苦しんでいるはず、あなたの恋愛を台無しにして…でもね、お父さんはあなたを世界で一番愛してたのよ…憎まないで…」と。


ユジンは泣きじゃくる・・・。


一方、ジュンサンと母親は、ジュンサンと母親は「ジュンサン、…ごめんね…悪かったわ…あなたがそれほどユジンを好きだとは知らなかった…知ってたなら母さんは…」と言いかけたところに


ジュンサンは「もう帰って」と。


ジュンサンの母親は「ジュンサン、…」と。


ジュンサンは「母さん、帰って…今は話したり考えたりしたくない…」と。


ジュンサンの母親は「ジュンサン、…ごめんね…」そう言って帰る。


ジュンサンは号泣する。そして疲れ切る。


疲れ切って寝ているとチャイムが鳴る。


ジュンサンはふら付きながらドアを開ける。


そこにはサンヒョクの父親が。


サンヒョクの父親は「突然訪ねてすまない、気になる事があってね。どうした、大丈夫か?」と言ったところジュンサンは倒れ込む・・・。


サンヒョクの父親は救急車を呼び、一緒に病院へ。


看護師さんが「患者のお父さんで?」と訊く。


サンヒョクの父親はサンヒョクに電話を掛ける。


そこにはサンヒョクを訪ねて来たチンスクもいた。


サンヒョクは父親に「ジュンサンが病院にいるって?」と。


サンヒョクの父親は「交通事故の後遺症のようだ。再検査が必要らしい。今は眠ってる」と伝える。


サンヒョクの父親は病院で血液検査を行う。


そしてサンヒョクの父親は、ジュンサンが眠っている側の椅子に座っていた。


そこに病室にサンヒョクとチェリンが駆けつける。


チェリンは「ジュンサン!」と。


ジュンサンは眠りながら「ユジン…ユジン…ユジン…ユジン…」と呟く・・・。


チェリンはサンヒョクに「ユジンは何処?連絡してないの?真っ先に来るべき人がなぜ来ないのよ!教えて?2人はもう駄目なの?」と。


2人は病室を出て話す。


サンヒョクは「ああ、そうらしい」と。


チェリンは「一体なぜなの?」と。


サンヒョクは「ジュンサンとユジンは別れたんだ」と。


チェリンは「何ですって?」と。


サンヒョクは「母親の反対に耐えかねるって。これは愛じゃなくて錯覚だったと」と。


チェリンは「ジュンサンが愛じゃないと言ったの?」と。


サンヒョクは「そうだ」と。


チェリンは「嘘だわ。嘘はやめて。ジュンサンは意識がなくてもユジンを呼んでいる。私の知らない理由があるはずよ。知ってるんでしょ?」と。


サンヒョクは「あの2人は兄妹だ」と。


チェリンは「何て?もう一度言って。あの2人は何ですって?」と。


サンヒョクは「父親が同じだ。ジュンサンはカン・ミヒさんとユジンの父親の子だ」と告げる。


その時、ジュンサンは意識を戻す。


看護師さんは「目が覚めました?」と。


ジュンサンは「そうか、目覚めたんですね…もう目覚めたくなかったのに…」と。


看護師さんは「何です?」と。


ジュンサンは目を瞑る…。


そして翌朝、私服に着替える。


そこへチェリンが病室へ入って来る。


チェリンは「検査は済んだ?もう帰れるのね?」と。


ジュンサンは「なぜここに来たんだ?」と。


チェリンは「行きましょう。迎えに来たのよ」と言い車でジュンサンを送って行く。


2人はジュンサンの家に。


ジュンサンは「ありがとう、チェリン」と。


チェリンは「ゆっくり休んで、行くわね」と。


ジュンサンは「ああ」と。


チェリンは「ユジンに言うべきよ。逃げちゃえばいい。あなた達は何も知らなかった。知らずに出会ったのよ、どうしろというの?」と。


ジュンサンは「いつ知った?」と。


チェリンは「ずっと前よ、バカね」と。


ジュンサンは「サンヒョクが?」と。


チェリンは涙を流しながら「あなた達は普通に別れたと思ってた…そんな別れ方されて私が喜ぶと思う?そんなふうにユジンと別れたら…それで会えなくなったら、あなたに戻って来てと言えない…なぜ何も言わないの?カン・ジュンサン、どうして黙ってるのよ?」と。


ジュンサンは「”ミニョンさん”はやめたのか」と。


チェリンは「そうよ…カン・ジュンサン…」と。


その頃、ユジンは父親の墓参りに。


花束を添える。


ユジンは「お父さん、お父さん…私ね夢を見たの…ジュンサンと一緒にここへ来る夢…お父さんに挨拶して2人で仲良く1杯ずつ飲んでそんな仲睦まじい姿をお父さんに見せるの…そうして2人は末永くずっと一緒に……私が彼を好きになったのは私達が初めからひとつだったから…そうよね、お父さん?…だったらもうこれからは夢を見たら駄目よね…そうでしょ?…そうよね?お父さん…」と泣きじゃくる・・・。


ユジンは帰りのバスの中で”ジュンサン……さよなら……”と呟く。


ユジンはサンヒョクに会いに行く…。


サンヒョクは「早く着いた?随分久しぶりだな。そんなに実家がいいか?」と。


ユジンは「何その言い方、帰るわよ」と。


サンヒョクは「冗談だよ、よく来た。会いたかったよ、心配だったし」と。


ユジンは「心配かけてごめんね」と。


2人はレストランへ。


サンヒョクは「会社を辞める?」と。


ユジンは「最近は仕事する気力がなくて。こんな調子だとチョンアさんに悪いから…」と。


サンヒョクは「今後はどうするの?」と。


ユジンは「どうするかはまだ考えてない」と。


サンヒョクは「そうだな…ゆっくり休めばいい。頑張って働いてきたし休んでもいいさ。食べよう!冷めるよ」と。


ユジンは「そうね、サンヒョク…ジュンサンに会わせてくれない?…私じゃ連絡が取れないの、代わりにお願い」と。


サンヒョクは「それは断る。君と彼を会わせたくない…彼に会えばまた君が傷つく、僕が側についててやるからもうジュンサンの事は忘れるんだ」と。


ユジンは「お願いよ。迷惑はかけないわ。ただジュンサンに言いたい事があるの、だからあなたには悪いけど彼に伝えてくれる?…最後に一度会いたいと…」と。


ジュンサンの仕事場にサンヒョクから電話が掛かってくる。


ジュンサンは「サンヒョク…そうか…来たんだな、ユジンの様子は大丈夫?…そう……会わなきゃ駄目か?…分かったよ」と電話を切る。


その頃、病院からサンヒョクの父親に電話が入り、サンヒョクの父親は「そう。検査結果が出た」と。


一方、ユジンは仕事場で片付けをしていた。


ユジンが仕事場から出て来た。


ジュンサンはそれを待っていた。


ユジンは公園のベンチに座る。そして立ち上がり歩いて行く。


その目の前にはジュンサンが立っていた。


2人は野外のテーブルに。


ユジンは「元気だった?」と。


ジュンサンは頷く。


ジュンサンは「ごめん、ユジン…君に知られたくなかったのに隠しきれなかった」と。


ユジンは「そうよ、隠しててほしかった…いっその事知らずに別れた方が良かったわ」と。


ジュンサンは「君は大丈夫?」と。


ユジンは「あなたは?」と。


ジュンサンは言葉が出てこない。


ユジンは「ジュンサン、…愛してる…」と。


2人は見つめ合う・・・。


ユジンは「今まで愛してきたし、これからも愛するわ…でもそれっていけない事?悪い事?」と。


ジュンサンは「いいや、悪くない」と。


ユジンは「そうよね…悪くない…悪くないと思う事にする、何と言われても私達の愛は見苦しくも恥ずかしくもない…恥ずかしくないわ、どれだけときめいてどれだけ胸が震えたか…どれだけ辛くて切なかったか…私にとってどれだけ大切な記憶か…私はあなたを本当に愛してた…それは覚えておいて…」と涙を流しながら伝える。


ユジンは「私は全部覚えておくわ、私の記憶だもの…ひとつも忘れずに全部覚えておく、だからあなたも私を覚えていて…それだけでいい…私は死ぬまであなたとの記憶を大切にしていくわ…」と。


ジュンサンも「そうだね…覚えておくよ、何があっても君を忘れない…絶対に…」と。


ユジンは「ありがとう…本当にありがとう…」と。


ジュンサンも「僕もだよ…ありがとう…ユジン…」と。

 

<ここで僕は涙が止まらなくて…画面が見えなくなった・・・>

 

2人は道を歩く。


ユジンは「ひとつだけ約束してほしいの…振り返らずに別れましょう……最後の記憶が後ろ姿なんてイヤだもの…」と。


ジュンサンも「そうだね…分かった…」と。


ユジンは「約束は守ってね、絶対に振り返っちゃ駄目よ」と。


ジュンサンは頷く。


2人は去り行く・・・。


その頃、サンヒョクの父親は医師に「この結果は間違いないですか?本当に?事実なんですか?」と訊く。


医者は「親子の鑑定に100%はありません。しかしこのケースはほぼ間違いないでしょう」と告げる。


サンヒョクの父親はその鑑定に驚く・・・。


その頃、ジュンサンは仕事場で号泣していた・・・。


サンヒョクの父親はジュンサンの母親に会いに行く。


ジュンサンの母親は「ここまで何の用?まだ会う必要がある?」と。


サンヒョクの父親は「本当か?…本当なのか?…ジュンサンは私達の子か?そうなのか?」と訊く。


ジュンサンの母親は「…ええ、そうよ…ジュンサンはあなたの子よ……」と答える。


一方、ジュンサンはまた倒れてしまう。


それを秘書が見つけ病院へ。


ジュンサンは病室で目を覚ます・・・。


医師が「カン・ジュンサンさん、検査結果が出たのに連絡が取れなくて」と。


医師は診察室でジュンサンに「慢性硬膜下血腫です。血液が溜まり塊が出来てる。この血腫は徐々に形成されるので事故直後には現れません。早く手術を受けるべきです」と告げる。


ジュンサンは「危険ですか?」と訊く。


医師は「危険な位置にある為、放置すれば眼球を圧迫し失明の恐れが。脳の機能低下どころか命が危険です…認めがたいでしょうが時間がありません」と。


ジュンサンは「手術すれば治るんですか?」と。


医師は「血腫の位置が悪いので断言は出来ません。手術は成功しても後遺症の出る場合が、しかし放置も出来ない。すぐに入院の手続きを」と。


ジュンサンは「…考えてみます…」と。


医師は「時間が無い。一刻をあらそうんです。早く決断を」と。


ジュンサンは病院を出、歩く・・・。

 


<おそらくジュンサンは、ユジンと別れた人生など要らないと思っているのではないか。

僕もジュンサンの立場だったら、そう思うと思う。

ただし、…ユジンが妹ではないと知ったら、そうは思わないだろう・・・。


僕も肺癌のおそれがあり、心のどこかで、”もう、死んでもいいや”と思う時があります…。

世界中を流浪したし、…素敵な女子や女性、また親友達に出逢えたし、”もう、いいかな”って…。

でも、…愛猫のKANと婚約者の事を想うと、…いや、死んではいけないとも思う・・・。

けれど、今、僕にとって婚約者は婚約者ではない。

彼女だ。なぜなら、僕は12月に再度、聖マリアンナ病院で胸部CTを撮る。

その結果次第で、僕の気持ちは変わるだろう・・・。

もし肺癌の再発の可能性があるならば、僕は彼女と別れる事も視野に入れないといけない…。

結果、それが彼女の為になる。

再発を繰り返せば、…僕は死ぬのだから…>

 


サンヒョクの父親はジュンサンに会いに行くが、チャイムを鳴らしても誰も出ない。


サンヒョクの父親はジュンサンが帰宅するまで待とうと思う。


そこへジュンサンが帰って来る。


ジュンサンはサンヒョクの父親を部屋に招く。


サンヒョクの父親は「すまない」と言いながら涙を流す・・・。


ジュンサンは「先生、何かあったんですか?…先生」と。


サンヒョクの父親は「気付かなかったなんて…こんなに君のおじいさんに似てるのに、気付かない方が変だった…そうさ、だからあれほど君が心に残ってたんだな…」と。


ジュンサンは「一体何の話ですか?お話の意味は?」と。


サンヒョクの父親は「ジュンサン…君は私の子だ…君は私の息子だった」と。


ジュンサンは「何ですって?」と。


サンヒョクの父親は「昨日病院で判明したんだ…君の母親にも確かめた。君はヒョンスの子ではなく私の子だ…すまない…本当に悪かった…」と号泣する。


ジュンサンは母親の元へ。


ジュンサンは「なぜ嘘をついたの?答えて…なぜ父親は死んだ人だって僕に信じさせたの?」と。


ジュンサンは母親は「ごめんなさい…ごめんねジュンサン…」と。


ジュンサンは「”ごめん”だって?…今さらごめん?僕とユジンの心を傷つけて別れさせておいて”ごめん”?話してくれよ!言い分があるんだろ」と怒る。


ジュンサンは母親は「あなたをヒョンスの子だと思いたかった…心からそう思ったの…ヒョンスの子だと信じたかった…それでヒョンスの子だと思ってあなたを育てたの…だから生きてこられた…あなたと一緒に生きていく為だった…悪かったわ…ごめんね…」と号泣する。


ジュンサンも涙を流す・・・。


一方、ユジンはサンヒョクに会いに。


サンヒョクは笑顔で「ユジン!調べてみた?」と。


ユジンも笑顔で「フランスの田舎の学校が良さそうだった」と。


サンヒョクは「羨ましいね、僕も一緒に留学しようかな」と。


ユジンは「そしたら誰がラジオ局を守るの?」と。


サンヒョクは笑い「お母さんに話した?」と。


ユジンは「もちろんよ。初めは反対されたけど許してくれたわ。最初からやり直したいって話したの。振り返らずに前だけ見て生きたいって」と。


サンヒョクは「ユジン、…」と。


ユジンは「お母さんったら大泣きしてた」と。


サンヒョクは「お母さんも寂しいはずだ、心配だろうしね」と。


ユジンは「そうよね…口には出さないけどそう思ってるはず」と。


サンヒョクは「心配するな、僕が顔を出すから」と。


ユジンは「ありがとう」と。


サンヒョクは「良かったな、勉強したがってたろ。おめでとう!ユジン、遊びに行ったら泊めてくれるよね?」と。


ユジンは「バカ言ってる、行くね」と。


その夜、サンヒョクはユジンに電話を掛ける。


ユジンは慌てて外に出る。


そこにサンヒョクが来ていた。


ユジンは「どうしたの?」と。


サンヒョクは「僕達、やり直せないか?」と。


その光景をジュンサンが見ていた。

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【最終話】


ユジンは「サンヒョク、」と。


サンヒョクは「僕達、初めからやり直そう」と。


サンヒョクの車中で2人は会話を再開する。


サンヒョクは「君が辛いのは分かる、一生ジュンサンを忘れない事も、でも君とジュンサンが結ばれない運命なら君を守りたい」と告げる。


ユジンは「サンヒョク、…」と。


サンヒョクは「忘れろとは言わない。ただ辛い時は僕を頼ってほしい。僕が望むのはそれだけだ。君がひとりで苦しむ姿は見たくない…側にいたいんだ」と。


ユジンは「あなたの気持ちは本当にありがたいけど、それは無理よ」と答える。


サンヒョクは「今、決めなくていい」と。


ユジンは「ごめんなさい…今はジュンサンの事しか考えられないの」と。


サンヒョクは「僕は急ぎ過ぎたね…でも今の話は本心なんだ…考えてくれ待ってるから。僕はいつまでも君を待ってる」と。


その光景を見ていたジュンサン・・・。


ジュンサンは帰ってゆく・・・。


また、サンヒョクも帰る。


サンヒョクは父の部屋へ。


サンヒョクは「ただいま」と。


サンヒョクの父は「おかえり」と。


サンヒョクは「父さん、話があるんだ。ユジンとやり直したい。母さんは反対するだろうけど、放っておけない。父さん協力して」と。


サンヒョクの父は「ユジンも同じ気持ちなのか?やり直したいと?」と。


サンヒョクは「いや、…彼女はまだ苦しんでる、立ち直るには時間がかかると思う。2人が結ばれないなら僕が側にいたい」と。


サンヒョクの父は「じゃあユジンはまだジュンサンを愛してるのか?」と。


サンヒョクは「ああ」と。


サンヒョクの父は「それじゃジュンサンは?」と。


サンヒョクは「同じだと思う」と。


サンヒョクの父は「お前とユジンは付き合えない」と。


サンヒョクは「父さん、」と。


サンヒョクの父は「ユジンは彼に返しなさい」と。


サンヒョクは「今さら何を言ってるの?あの二人は兄妹だよ!」と。


サンヒョクの父は「…違うんだ…」と。


サンヒョクは「えっ?」と。


サンヒョクの父は「…誤解だった…」と。


サンヒョクは「父さん!」と。


サンヒョクの父は「ジュンサンは私の息子だ」と告げる。


サンヒョクは家を飛び出して行く。


一方、ジュンサンは母親を送り出す。


ジュンサンは「飛行機の時間に遅れるよ」と。


ジュンサンの母親は「すぐアメリカに来る?」と。


ジュンサンは「ああ、すぐ行く」と。


ジュンサンの母親は「…そう…でも何だか胸騒ぎがするの、必ず来るわよね」と。


ジュンサンは「行くよ」と。


ジュンサンの母親は「ジュンサン…あなたには申し訳ない事ばかりしたわ」と。


ジュンサンは母親をハグする。


ジュンサンは「じゃ、アメリカで」と。母親は車に乗り走り去る。


それをサンヒョクが見ていた。

 

ユジンの部屋のチャイムが鳴る。


ドアを開けると、サンヒョクがいた。


ユジンは「サンヒョク、朝早くどうしたの?入って」と。


サンヒョクは「いや、ここでいい。君をひとりで留学させたくない。一緒に行くよ、会社には辞表を出す」と。


ユジンは「サンヒョク!」と。


サンヒョクは「色々考えたけど、僕は君と一緒に留学する」と。


ユジンは「私はそんな事望んでない、やめてよ」と。


サンヒョクは「いや、君とどうしても離れたくないんだ。分かってくれ、また話そう」とそれだけ告げて帰る。


その後、ジュンサンの仕事部屋に、秘書が「お客様がお待ちです」と。


部屋に入るとサンヒョクがいた。


2人はテーブルで話し合う。


ジュンサンは「元気か?」と。


サンヒョクは「ああ」と。


ジュンサンは「お父さんもお元気?」と。


サンヒョクは「ああ」と。


ジュンサンは「そうか。今日はどうしたんだ?」と。


サンヒョクは「君に助けてほしい」と。


ジュンサンは「何を?」と。


サンヒョクは「僕はユジンとやり直したいと思ってる。君達はどうにもならないだろ?それなら助けくれ、彼女も君が言えば聞く。僕と留学するよう説得してくれ」と。


ジュンサンは「ユジンは留学するのか?」と。


サンヒョクは「そうだ、フランスに留学する。僕と一緒に行くよう説得してくれるだろ?」と。


ジュンサンは「サンヒョク、僕からはとても言えない…」と。


サンヒョクは「なぜだ!まさかまだ彼女を諦めてないのか?」と。


ジュンサンは「悪いけど、ユジンの顔を見たらとても言えない」と。


サンヒョクは「何だと、これだけみんなを振り回してよく言えるな!君たちが兄妹じゃなくてももう関係ない。こんなに僕を傷つけて家族までめちゃくちゃにした!」と。


ジュンサンは涙目で「君も知ってたのか?だから僕にそんな事を言うんだな……すまない、サンヒョク…どうしたらいい?僕は何をすれば?君の望みどおりにするよ」と。


サンヒョクは「お前が現れてから全ておかしくなった。大切なもの全て…戻せよ、全て元に戻してくれ!」と言い、立ち去って行く。


サンヒョクは家に帰る。


サンヒョクの父親は「サンヒョク、話がある座ってくれ」と。


サンヒョクの父親は「サンヒョク、許してくれとは言わない。お前とお母さんには償いきれない事をした。だが私が昨日お前に言った事を父親としての気持ちを分かってくれないか?」と。


サンヒョクは「分からないよ。一体どんな気持ち?父親としての気持ちってどういう事?」と。


サンヒョクの父親は「ジュンサンには何もしてやれずただ傷つけてしまった…ジュンサンがユジンを愛していて、ユジンもジュンサンを愛しているなら引き離す事は出来ない」と。


サンヒョクは「じゃあ僕は?僕も息子だよ!」と。


サンヒョクの父親は「いい父親かはともかくお前は私の元で育てた。でもジュンサンは違う」と。


サンヒョクは「僕はユジンと留学する」と。


サンヒョクの父親は「なに?」と。


サンヒョクは「ユジンと一緒に留学して結婚する!ジュンサンに会った。彼も僕等に協力すると言ってくれた」と。


サンヒョクの父親は「お前どうしてそんな事が言える?」と。


サンヒョクは「いけない?僕も彼に負けないほどユジンを愛してる!」と。


サンヒョクの父親は「ジュンサンを憎むな。あの子は一番の被害者なんだ…」と。


サンヒョクは「ジュンサンが被害者なら僕と母さんは何?被害者じゃないの?」と。


サンヒョクの父親は「…すまない…」と。


サンヒョクは「謝れば父さんは楽になるだろうね。父さんは自分が楽になりたくて謝ってるんだ!」と涙を流しながら立ち去って行く。


その頃、ジュンサンは病院に来ていた。


医師は「そうだね、アメリカの方がいいでしょう。向こうで再検査するでしょうが記録は役立つはずです。足りないものがあれば連絡を」と。


ジュンサンは「お世話になりました。先生、完治の可能性はどのくらいですか?」と。


医師は「そうですね…」と。


ジュンサンは「正直に教えて下さい。可能性は?」と。


医師は「残念ですが、完治は難しいでしょう。手術が成功しても重い後遺症が残ります」と。


ジュンサンは「最近時々視界がぼやけるんです。これも?」と。


医師は「血腫が眼球を圧迫している事が原因です。一刻をあらそいます、急いで手術を。失明する可能性もあります。”病は気から”と言いますよね。気をしっかり持って治療に専念を」と告げる。


ジュンサンは”失明する”と言われた為、徹夜で家でユジンが初めて作った家の模型の設計図を書いていた。


ジュンサンは車中でユジンに電話をかける。


ユジンは「はい」と。


ジュンサンは「ユジン、僕だよ」と。


ユジンは「ジュンサン、…」と。


ジュンサンは「迷惑だったかな?」と。


ユジンは「いいえ、そんな事ないわ」と。


ジュンサンは「話があるんだ、会えるかな?…ユジン?」と。


ユジンは涙目で「ええ、ジュンサン。分かった、今から行く」と言い電話を切る。


ユジンはお洒落な洋服を着る。


2人はレストランで会う。


ユジンは「どうしたの?顔色が悪いわね」と。


ジュンサンは「最近準備で色々忙しかったんだ」と。


ユジンは「いよいよ明日アメリカに行くのね」と。


ジュンサンは「留学の話、サンヒョクから聞いたよ…ユジン、…」と。


ユジンは「なに?」と。


ジュンサンは「ただ君の顔を見ておきたくて…もう見納めかも。初めて会った時の君は本当に綺麗だった。あまりにも綺麗だから驚いたんだ…そしてポラリスでのチョン・ユジンも活き活きと働く姿が眩しかった…君はいつも輝いていたのに僕は君の輝きを守れなかった…悲しませてばかり…」と。


ユジンは「違うわ。そんな事ない。あなたに会えてとても幸せだったのよ…本当に幸せだった…」言い、涙を流す。


ジュンサンは「ありがとう……君にひとつ頼みがあるんだ、聞いてくれる?何でも聞いてくれる?」と。


ユジンは涙目で「いいわ。何でも聞いてあげる」と。


ジュンサンは「ユジン、…サンヒョクと留学して」と。


ユジンは「ジュンサン…、」と。


ジュンサンは「サンヒョクなら安心できる。サンヒョクは本当に君を愛してるからね。他の誰よりもサンヒョクなら君を守れる」と。


ユジンは「イヤよ」と。


ジュンサンは「ユジン、…」と。


ユジンは泣きながら「それは無理…イヤなの」と。


ジュンサンは「お願いだよ。サンヒョクならきっと君を幸せに出来る…僕の為にそうしてほしい…僕の為に…君が幸せになれるよう努力して」と言うがユジンは涙を流し何も答えない。


ジュンサンはユジンを家まで送る。


ジュンサンは「明日、空港には来ないで。君を置いていくのは辛い」と告げる。


ユジンは「…分かった…」と。


ジュンサンは「それから、何処にいてもちゃんと食べてよく寝るんだよ。強く生きると約束して」と。


ユジンは涙目で「約束するわ…」と。


ジュンサンは「もうひとつ…会うのはこれで最後にしよう…あの海での楽しかった思い出を大切にしたい…だからこれが最後だ…笑顔だけを覚えておこう」と伝え涙を流す・・・。


ジュンサンは「いいね?」と。


ユジンも泣きながら「…分かった…」と。


ジュンサンは「…よかった…ありがとう……もう行くよ……さよなら……」と。


ユジンはジュンサンの腕を掴む。


そして腕を離す・・・。


ユジンは「……さよなら……」と。


ジュンサンは帰って行く・・・。


ユジンは部屋で号泣する・・・。


翌日、ジュンサンはサンヒョクに会いに行く。


2人はビルの屋上で話す。


ジュンサンは「この冬空も見納めだ…」と。


サンヒョクは「どうして?」と。


ジュンサンは「韓国を発つ。サンヒョク、…ユジンを頼む…君になら安心して彼女を任せられる…ユジンを大切に守ってほしい…悲しませないでくれ…」と。


サンヒョクは「ジュンサン、…本当に」と言いかけたところに


ジュンサンは「本気なんだ。本気で頼んでる…もう戻らない……元気でな…もう行くよ」と歩き出す。


サンヒョクは「ジュンサン、…カン・ジュンサン!行くな。…君が妬ましかっただけだ。兄妹じゃないんだろ。ユジンのところに戻れ」と。


ジュンサンは「それは出来ない」と。


サンヒョクは「なぜだ?僕等が兄弟だから?ユジンを僕に譲るのか?」と。


ジュンサンは「愛は譲るものじゃない。ユジンを助けられるのは僕じゃなくて君なんだ。君の方が長くユジンを見守ってあげられる。じゃあな」と言って去って行く。


サンヒョクは家に帰る。そこで電話が鳴り出る。


電話はジュンサンが通ってた病院からだった。


医師はサンヒョクの父親に電話をしたのだが、留守のため、サンヒョクが聞く事に。


その電話で、サンヒョクはジュンサンの病状の事を聞く。


サンヒョクは車を飛ばし、ユジンの部屋へ行く。


サンヒョクは「ユジン!急げ!」と。


ユジンは「サンヒョク、」と。


サンヒョクは「ジュンサンがアメリカに!」と。


ユジンは「知ってる…昨日彼と会って約束したのよ、もう会わないって…」と。


サンヒョクは「違うんだよ!…ユジン…ごめんよ…僕は君に嘘をついた…君を奪われるのが怖くて…いや、彼が父さんの息子だと信じたくなかった…だから君に黙ってたんだ…」と告げる。


ユジンは「…それ…どういう事?」と。


サンヒョクは「ジュンサンは父さんの息子だ。僕の兄なんだよ…だから君と繋がりは無い。それにジュンサンは死ぬかもしれない、事故の後遺症だ。失明するかも、…命も危険だ。だから何も言わず手術を受けに行くんだ!急げ!時間がない!」と。


サンヒョクはユジンを車に乗せて空港へ向かう。


一方、ジュンサンは空港に着いていた。


サンヒョクとユジンは空港に着く。


2人でジュンサンを捜す。

 

<前にも同じシーンがあった。けれどあの時と現在ではジュンサンの状況が違う。

ジュンサンは死ぬかもしれないんだ!>

 

サンヒョクはカウンターで「NY便は?」と訊く。


「10分前に離陸しました」と・・・。


ユジンは涙を流す・・・。

 

ユジンは留学の準備をする。明日、フランスへ発つ為に。


そこにサンヒョクが現れる。


サンヒョクはNY便の航空券を渡す。


サンヒョクは「ジュンサンのところに行けよ。追いかけろ。


ユジンはNY便の航空券を置き、パリへ発つ。

 

物語は3年後へ。


サンヒョクとユジンは子供(赤ちゃん)を抱いていた。


その赤ちゃんはヨングクの赤ちゃんだった。


その光景をジュンサンが見ていた・・・。


ヨングクはユジンに「帰国して間もないけど元気?」と訊く。


ヨングクの彼女(高校時代のクラスメイト)は「もうずっといる?」と訊く。


ユジンは頷く。


ヨングクの彼女は「良かった!」と。


そこへ窓からチェリンが「チヒョンのママ、遅いわよ!人を呼んでおいて何よ。30分も待ったわ」と。


「ごめん、チェリン」と。

 

ユジンは仕事に復帰する。


そこで上司からある写真を見せられる。


それはユジンが初めて設計した家と全く同じ家。


ユジンは「ここがどこか調べて」と上司に頼む。


その家にはジュンサンが住んでいた。


ジュンサンはすでに失明していた・・・。


ジュンサンは部屋で歩く練習をしていた。


そしてバルコニーに置いてある椅子に座る。


目の前は海だ。


けれどジュンサンには見えない。


だけれど、潮の香りや潮騒は聞こえる。


一方、ユジンはジュンサン宅を捜していた…。


メモどおりに歩いてゆく・・・。


ジュンサンはユジンの事を思い出していた・・・。


ユジンはジュンサン宅を見つける。


そしてジュンサンは車に乗せてもらう。


ユジンはジュンサン宅に飾ってあった懐かしいパズルを見る。


ここがジュンサン宅だと確信するが、ジュンサンは車に乗せてもらい何処かへ行ってしまった・・・。


そこにジュンサンが帰って来る。


ユジンは間違って椅子に足をぶつけてしまう。


そして、後ろに人の気配を感じ振り返る。


そこにはジュンサンがいた。


ジュンサンは「どなたですか?」と訊く。


ユジンはジュンサンが失明していたのを気付いてか、久しぶりにジュンサンを見てか、それとも自分を忘れてしまってるジュンサンが悲しいのか涙目になる。


ジュンサンは「どなた?」と再度訊く。


ジュンサンは「ユジン?」と…。


ユジンは「ジュンサン、…」と…。


ジュンサンは「ユジン…」と言って涙を流す・・・。


ユジンも涙を流す・・・。


サンセットを背景に2人はキスをする・・・。


そして抱きしめ合う・・・。

 

【終わり】


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【感想文】


感想の前に、読者様に訂正があります。


1話、6時間と記しましたが、今、2回目を見てるのですが、


1話は1時間~1時間半です。


僕が6時間と感じたのは、台詞一行毎に、リモコンで一時停止させPCに打ち込んでいたからです。


それだけ大変な作業だったという事です。


もう~「Vol.1」が終わった時、くたくたでしたが、更に「Vol.2」があると知って途方に暮れました。


PCに打ち込む作業が本当に大変で、…首は痛くなるわ、ケツが痛くなるわ、眼精疲労で目薬さしっぱなしで…。


でも、読者の皆様に対して誤解を与えてしまいました。


どうもすみませんでした・・・。

 

 

もっと劇的なラスト・シーンが良かったが、…


とりあえずハッピーエンドで良かったです!


そして、ジュンサンは3年経っても生きていてくれた・・・。


それは奇跡だと思う。


運命に奇跡は付き物だ・・・。


この後、ユジンはジュンサン宅で暮らしたと思う。


そして結婚し、子供も産む。


2人は永遠に愛し合う・・・ことだろう・・・。

 

次はもうPCに打ち込まなくていいので、ゆっくり第1話から見ようと思う。


シニアマネージャーが教えてくれたように、本当に純愛もののドラマだった・・・。


シニアマネージャーにお礼を言わないとね…。


1話6時間。それが20話まである! 最終話は9時間ぐらいありました…。


長い旅路だった・・・。


人間の集中力の限界は「4時間」とされている。


だから正直、疲れたけど・・・見て良かった・・・。


ユジンとジュンサンが幸せならそれでいい・・・。


出逢いも運命…恋におちるのも運命…恋が愛に変わってゆくのも運命…そして人間いつかは死ぬのも運命…けれど、死ぬ時に愛し合った人の想い出がたくさん蘇れば、幸せ…。


そしてペ・ヨンジュンさんとチェ・ジウさんの演技力は本当に凄かった!!


お互い涙するシーンがとても多かった。


お互い涙目のシーンもめっちゃ多かった。


これは脚本(ドラマ)に入り込まないと出来ないシーン。


けれど、チェ・ジウさんが高校生の役に挑んだ時、とっても明るい性格だった。


それがイ・ミニョンを事故で亡くしてからは暗い性格を演じた。


また、カン・ジュンサンと出会ってから初めは喧嘩ばかりする。


やがて再び愛し合うようになる。


この切り替えは大変だったと思います。


この2人は、高校生から30歳くらいまでを演じた訳で、凄いなって思う。


また、チェ・ジウさんは2004年、新潟県中越地震の被災者に、現金1万米ドル(大韓民国で個人が海外に携行出来る外貨の最高限度額)を寄付し、


2011年3月、東日本大震災義援金として、大韓赤十字社を通じて2億ウォンを寄付しました。


なんとも心優しい人なのでしょう・・・。


そして、「VOL.2」にはカン・ジュンサンとユジンが笑顔で手を繋いでいるポストカードが封入されており、


今、PCの横に飾ってあります。


きっと長い期間、飾り続けると思います・・・。


それでは、この辺で・・・。

 

 

2018/11/25

 

 

 

 


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